4/25放送分【ボートマン・心の歌】
生涯学習の一環で土曜の朝に放送されている「ひょうごラジオカレッジ」の感想とボート競技をからめたエッセイをつづっています(詳細は自己紹介)。スタートして4年目。noteでも公開することにしました。過去分も随時アップ中。目録はこちら〔21年度〕〔20年度〕
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20/04/25 放送分
「日本カントリー音楽の流れ・今昔」
阿部和則 先生
阿部先生とは同年生まれですが、先生のカントリー音楽への造詣の深さに驚きました。発祥の歴史、大衆化していく経過、我々日本の団塊の世代との関係等、知らないことが多くありました。
一方私のボート関連活動に於いて、カントリー音楽の範疇に入る歌があったかと振り返ってみました。直ぐに思い出したのは「マイケル ロウ ザ ボート アショー ・・・」の歌詞でした。
耳の記憶では歌いぶりはカントリー風だと思っていましが、全く違っておりました。
黒人霊歌(スピリチュアルソング)であるとともに、ただ単にボートを漕ぐだけの歌ではなかったことや、奴隷制度廃止運動家の作曲であり、元奴隷たちがボートを漕ぎながら島を脱出した時のことに基づいていること等を知りました。深い精神的背景があるからこそ歌い続けられていることが理解できました。
我々日本のボート愛好家にとって、時を超え心に響く歌といえば「琵琶湖周航歌」です。漕友達との懇親会の最後、この歌での合唱は大抵円陣を組むことになり、盛り上がります。青春時代のゆくえ定めぬ旅、友と語り合った日々などの記憶を呼び覚ましてくれます。まさに我々にとってのスピリチャルソングです。
カントリー音楽がアメリカ人の精神の底流にあると同じく、日本のボート愛好家の心の奥に、大正時代から歌い継がれてきたこの琵琶湖周航歌があることに誇りが持てました。
これからも心の歌として歌っていこうと思います。
20/04/30
アストロケン
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