10/17放送分【逃げる言葉】
土曜の朝に放送されている「ひょうごラジオカレッジ」の感想と、ライフワークであるボート競技をからめたエッセイをつづっています。2018年からスタートして4年。noteでも公開することにしました。過去分もアップ中。
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20/10/17 放送分
「『しあわせ』でいますか?」
きしもとタロー 先生
音楽家として正しい音を出すためには「調律」は欠かせないという信念から、日常の「言葉」「表現」にも調律が必要であるとの提言に説得力がありました。
例えば、よく使う「人それぞれでしょう」という言葉は、「答えを出しようのない答え」として使っており、実際はそこで問題解決できず「思考停止」し、納得してしまっているとのことです。
この論法に、日常会話の中において心の奥の逃げ道を指摘されたように思いました。我々のボート競技普及活動に於いても、個性派集団故にこの表現をつかって納得してきた事が多く有ります。
「あれがあの人のやり方だよ」
「あの人はそういう人なんだよ」
と自分を納得させてしまい、それ以上の問題解決に手を付けずに見過ごし、結果全体に重要な影響が出てしまうことがありました。
講義ではさらに、
「言葉」「表現」を見直すことで行動が変化し、能動的になり創造的になっていく。行動の核にある「自分」の「自」には、みずから(自身の中から)、おのずから(自分でない他のものから、外から)の二通りの読みがあり、この二つを自分の中で合流させることで、解決を得なければいけない。それをせずに、けっして解決はもたらせるものではない。
との教示もありました。この考え方で現場の問題を解決するにはまだ至りませんが、掘り下げ、実践する価値ある考え方と拝聴しました。
先週末日曜日のボートイベントも無事安全に終了しました。日々の活動で無意識に思考停止し、暗黙に納得してしまう言葉に気を付けて、次の新しい活動への心構えにいたします。
20/10/23
アストロケン
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HAT神戸ボートコース設立実行委員会で活動しています。
https://hat-kobe-rowing.jimdofree.com/
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