10/17放送分【人生のミッション】
生涯学習の一環で土曜の朝に放送されている「ひょうごラジオカレッジ」の感想とボート競技をからめたエッセイをつづっています。2018年からスタートして4年。noteでも公開することにしました。過去分もアップ中。
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20/10/17 放送分
アンコール講座(19/04/06放送)
玉岡かおる 先生
アンコール講座はこの間の文章力の変化、進化を点検する上で貴重な時間です。前回の講座後、先生とある会議でご一緒する機会があり、先生の元気を直接いただきましたのでことさらです。
「千姫は、戦国を終焉させ日本の平和をもたらすという”ミッション”を与えられ、2歳の時に豊臣方へ嫁いだ」という書きぶりに、今回も新鮮さを感じました。
「mission」の訳は日本語では「使命」が一般的だと思います。「使命」には実現のための悲壮なまでの覚悟が大切であり、「mission」にはただの夢ではなく実現のための具体策が必要であるように理解しています。
千姫のミッション実現は、落城の火炎からのがれた時の深い恐怖の記憶と、その悲劇をいやした姫路城での10年間の幸せと突然の愛する人の別れ、その後江戸での将軍家光の姉としての位置づけが背景にあります。人生から湧き出る平和実現の強い思いであり、そのために生涯なにをすべきかを問いかけた人生だと思います。
私事の「HATでボート競技、HATでレガッタをしたい」という夢で始まった我々有志の活動も本年で8年続いています。「HATでボート」の夢は実現しましたが、「ボート普及活動を中心としたスポーツサロンを創る」というミッション実現にはまだまだ届いていません。
実現のためには多くの人との連携や協力、また構造・力・財政力が欠かせません。千姫にとって弟・家光のバックアップがあったように、ミッション実現を支える構造が必要なのです。来年はその土台つくり、支える組織つくりの年にしなければいけないと覚悟しております。
朝の散歩でいつも見ているお城(姫路城)が「千姫のミッション実現への涵養の場」であったという、新しい視点で眺めることにします。
20/10/30
アストロケン
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HAT神戸ボートコース設立実行委員会で活動しています。
https://hat-kobe-rowing.jimdofree.com/