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ボウリングを褒めてみる

ここ1年半ぐらい、毎週のようにボウリングへ行っています。
1年半も通ってたのに、2ヶ月ぐらい前にようやっとマイボールを買ったんで、そろそろボウリングを褒めてみたいと思います。

褒めポイント1【お年寄りに負ける】
中年男性が70代ぐらいの女性にあっさり負けるスポーツを見たことありますか?
相手は別に元プロとかじゃないんですよ。
普通のお婆ちゃん。
喋ったことは無いけど、月に1回ぐらい見かけるお婆ちゃん二人組。
別に競ってるわけではないんですが、スコアを見比べるとアッサリ負けてます。

「中年男性」とは書いたものの、たぶん普通の大学生なんかでも負けるんじゃないかなぁ。
マラソンでも、100mでも、野球でも、バレーでも、ゴルフでも、カバディでも、70代女性に負けるスポーツなんてそうそう無いと思いません?
これってつまり、年を取っても楽しめるって事なんじゃないでしょうか?

褒めポイント2【幼児でも楽しめる】
家族全員でスポーツをやったとして、全員が全力を出せるスポーツってそうそう無いと思うんですよね。
ジョギングや、サイクリングのような陸上競技だと子供と親との距離が出来てしまうし、もっと複雑な競技(例えば野球)だと幼児はルールを理解できない。
もちろん、サッカーのような簡単な競技もあるけど、ルールは覚えられるけど実力差がありすぎて試合にならない。
でも、ボウリングは違います。

ボールを投げてピンを倒すという単純なルールは幼児でも理解できますし、相手がどんなに上手くても待っていれば必ず自分の番が来ます。
しかも1~2回投げれば幼児のターンは終わるので、長時間子供のプレイが終わるのを待つような事にはならない。
最近はガーターにならないような仕組みや、転がす力がないような幼児でも大丈夫なように小さいすべり台のような物もおいてある。
実際に毎週の様に小さい子供を見かけますし、どの子もちゃんと楽しそうです。

褒めポイント3【何人でも遊べる】
野球は9人(敵味方で18人)いないと遊べないのがハードル高いですよね。
サッカーは22人いなくてもまあ何とかなりますけど、キーパーのことを考えると最低でも6人(3人×2チーム)は欲しい所。
そんなもん、チーム競技だからだろって言われそうですが、バドミントンのようなスポーツは2~4人の範囲でしか楽しめませんし、陸上のような対戦ではない個人競技は逆に一人でしか楽しめません。
並んでジョギングとかも出来ますけど、相手のペースに合わせたりする必要が出てきたりしますし、「社内ジョギング大会」なんて見たこと無いことからもわかるように、そこまで大人数でやるようなものでも無いですよね。

そこ行くと、ボウリングは一人でも楽しめますし、50人集めてボウリング場半分ぐらい借り切っても楽しめます。
下手な人がいても、上手い人がいてもあんまりプレイ時間に関係してこないし、それぞれが全力を出してもちゃんと面白くなります。

褒めポイント4【偶然の要素が結構大きい】
遊びの4大要素というのがあります。
競争・運・模擬・目眩(めまい)の4つです。
ボウリングはこの中で運の要素が高いスポーツです。
ボールを投げて、実際にボールが当たるピンは2~3本程度で、あとはピン同士がぶつかる事でストライクが生み出されます。
つまり、どうピンを勢いよく大げさに倒すかが勝敗を握る。

1番ピン(一番前の真ん中のピン)と3番ピン(2列目の向かって右のピン)の間を3~6度の角度で狙ったり(パーフェクトストライク理論)、回転数を上げてピンを大きく弾けさせてみたりすることで、ストライクの確率を上げる。

でも、実際にやったことがある人は分かると思うんですが、そんな事しなくても偶然ストライクが出ちゃうことって結構あるんですよね。
プロが苦労して練習している物を、ちょっとした偶然で初心者ができちゃうこともある。
野球で言えば、初心者がホームラン打つような爽快感じゃないんでしょうか。
そのチャンスが毎回用意されてるって結構魅力ある事なんじゃないかと思います。

褒めポイント5【道具を買うと下手になる】
ボウリングの道具で最初に思い出すのはボール。
そしてシューズ。
ちょっと知ってる人だと手に装着するリスタイやメカテクター。
テーピング用のテープとか、指を入れる穴の中に貼るインサートテープとか、ボールについたオイルを吹くタオル的な物などなど。

まあ、タオルは別としても、こういうのを買うと慣れるまで結構時間かかるんですよ。(プロは別でしょうが)
靴を貸靴から売っているものに変えるだけで、それまで出来ていた投げ方が突然できなくなったりするんです。
ボール変えると曲がりが変わるから、投げ方変えたりするんです。
「駄目じゃん!」って思われるかもしれませんけど、フォームや癖を一度壊して構築し直すって言うのは結構楽しい作業なんですよ。
つまり、道具の買い甲斐があるんです。

褒めポイント6【結構運動になる】
ボーリングなんてただの遊びで、運動の内に入らないって思う方もいるかも知れません。
でも、ボウリングは結構効率の良い有酸素運動で1ゲーム(10分ぐらい)の消費カロリーは50kcal程度だそうです。
2ゲームでおにぎり1個分弱。
「駄目じゃん!」って思われるかもしれませんけど、3ゲーム(30分程度)で、ウォーキング80分と同等だそうです。(ボールの重さとかにもよる気がしますが、どこにもその記述が見当たりませんでした)
ちなみに俺は14ポンドのボールで7~9ゲームぐらいやります。

褒めポイント7【屋内で出来る】
基本、天候に左右されません。
屋外のスポーツと違って熱中症の心配もあまり無い。
こないだの台風のときは閉店時間が短くなったりとかしてましたが、まあそんな日はみんな帰ったほうが良いと思います(笑)
転倒したり、急に倒れるような事があっても周りの目がありますので、(特にお年寄りにとっては)安全に楽しめるスポーツだと思います。

褒めポイント8【明確なスコアが出る】
最高得点は300点。
200点行けばちょっと尊敬される。
普通の人で100点程度。
と、明確なスコアが出るのもボウリングの面白さを助長している気がします。
それぞれで目標が立てやすい。
ゴルフなんかもそういう感じですが、環境の違いに左右されづらいため、出たスコアにめいめいの立場で一喜一憂しやすいと思います。

他にも、もっと色々あるんですが、総括すると「初心者でも楽しめて、家族全員で出来て、年を取っても大丈夫で、奥深さもあって、安心して遊べる」ってのがボウリングってスポーツなんじゃないかと思います。
と、言うことで最後にちょっとだけ貶したいと思います。

貶しポイント1【金がかかる】 
ゴルフに比べたら安いかもしれないけど、ゲーム代結構高いんじゃぁぁぁぁ!

以上、ボウリングを褒めてみました。

あ、ちなみに自己ベストは211です。


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