日本の文化。落語を楽しむ豆知識も一つ
落語が好きで。
いつから好きになったのかなと思うと、中学生の頃だったかなと。何故、そういう風に考えるかと、言うと、高校、大学と部活で、落語研究会に入ろうと思っていました。
結局、落語研究会はなくて、入ることは、ありませんでした。
なんか記憶に残っているのが、さだまさしさんの落語(笑)、中学三年生の時に聞いた記憶があります。FMラジオで。スタジオで、多分無観客。
今考えると、凄いことやってますね。
ニューアルバムを歌の間にいきなり落語ですからね。
で、やった落語が「道具屋」という落語です。抜けた与太郎さんが主人公で、おじさんの道具屋を手伝うのですけど、
教えてもらったことを全くできず、売れない。このやり取りが笑えるのですけど。
その時のさだまさしさんの落語。40年以上も前の話しですけど、今でも耳に残っている位だから、楽しんだのでしょう。
大学生位の時にやってた深夜の落語特選会。
これで聞いたのが、亡くなった五代目三遊亭円楽(笑点の司会を、春風亭昇太さん、桂歌丸さんの前)さんの人情噺の「文七元結」。この時、何気なく聞いていたのですけど、
ぐーっと引き込まれてしまって。面白い落語は、聞いたことがありましたが、泣かせる話を聞いたのが初めてで。衝撃的でした。
博打好きで、借金を抱える父親をもつ娘が、
自分を吉原遊廓に売る。その金を吉原遊廓の女将さんから受け取り、借金を返そうと向かう時に、橋で、身を投げようとしている男を見つけてしまう・・・
こんな世界があるのかと。その時は、「文七元結」という題名も、全く知りませんで、後になって、別の落語家さんがやっているのを聞いて、知ることになりました。
落語家さんて、一人で、何人もの演者を使い分け、主演、助演、演出、脚本、をやり抜く。
使うのは、扇子と手ぬぐいだけて。
人間国宝が出る位ですから、凄い芸ですね。ちなみに人間国宝は、3名でています。五代目柳家小さん師匠、桂米朝師匠、そして存命されている柳家小三治師匠。
ここ一年、殆ど毎日一本、見るなり聞くなりしてます。
知ってると面白い落語の言葉
真打ち
よく聞く真打ちとは、寄席の一番最後に出る資格をもった落語家さんです。また、弟子を取ることもできます。
いろいろ諸説あるようですが、昔の寄席の高座には、照明はなく、ロウソクが立っていて、寄席が終わると最後の出演者がロウソクの芯を打つ(切って消すこと)ことをしたために「芯打ち」といわれ、縁起を担いで、字を「芯」から「真」に換え、「真打ち」となったといわれているようです。
そんな落語の話をまた、少しづつしていきたいと思います。次回は、寿限無についてお話しします。