7/12 19時公演 舞台「いい人間の教科書。」
絶対2回は観に行こうと思ってた2回目です。
観られるなら複数回観た方がいいと思っていたので。
開演前に少し主宰の來河さんとお話しできたので初日すごく良かったです今日も楽しみですと今日は伝えられたのでやり切った、という気持ちがかなりあります。円盤は昨日の公演が収録されますよ、と教えていただいてこれで3公演は観れるじゃんやったーって思いました。
以下、今日は感想文交えた日記?自分語り?をば。
「いい人間とは?」と問われるならば真っ直ぐに藤原基央のことですよ、と言い切れる自分です。
もうちょい言うのであれば「他人の人生の希望になる覚悟がある人間」でしょうか。aurora arkツアー千秋楽のMCのアレです。これはもうバンプ好きな人に伝わるか伝わらないか伝わらんでもいいやの自分の指針の話です。
ずっとあの人を指針に、北極星だと思って、こうありたいと確信しているので、大抵の問いがあの人に行き着く信者です。
それで今日の「いい人間の教科書。」(以下イイショ)の話です。
初日に感じた違和感、「星元さんが美し過ぎて女性だとしか思ってなかった」とか、「各自の呼び方が初めましてのはずなのにちょっと仲良さそうすぎんな」とかのディティールが修正されて、違和感は薄まって没入感の深さが深くなったな、と感じました。
個人の語りも少し情報増えてたので設定が入ってきやすかった。
一人ずつの所感。
罪状:アルコール依存症
語りで何度も「満たされない人生こそが幸せ」と言い聞かせる、という違和感が追加されていた。絶対納得いってないし「もっとあの時頑張れば良かった」って言い出す奴は結局翻って「もう充分頑張ったよ」って言われたがってるだろう、と思った。ソースは受験予備校時代の俺。
歳取ったから頑張れないんじゃなくて頑張りたくない自分を許せないけど頑張りたくもないからその理由を探し回ってるんだな、という印象が強くなった。
罪状:暴力
俺バカだから、を免罪符にした思考停止。2回目なのでさらに冷静だったのもあって義務教育時代の同級生を思い出す。「誰かがこうしてくれなかったからこうなった」まあそれはそれであるでしょう。自分もありますとも。でも「就職先の人たちは厳しいけど優しかった」って言った上で「こんなに言ってくれるのあなたが初めてです」はちょっと就職先の人たちに不義理では。
罪状:無個性
主張が薄いんじゃねえわこいつ執着が薄いんだわ。自分が「作品で相手を刺せ」「怨念を込めろ」という教育の上でモノ作ってるのでその執着の薄さで表現?と冷笑的に観てしまう。好きだった、影響受けた、と言う割にボブマーリンについての知識も薄いのもな…いや昨今のオタクは知識で殴り合わないんですっけ。でも表現者として影響受けたんじゃねえのか?枠としては近いので一番観ていてイラついてしまう。
読モだって学校にバラされてムカついたくだりもちょっと理解できなかったので…表現したいんだろうが何怯んでんだよ、と。
罪状:過食嘔吐
理由に感情情報が増えてあーなるほど、それで強硬手段ね。と流れが分かりやすかった。この人はゼロサム思考の人なのかな、とか。
他メンバーへの声の掛け方が初日はなんか鼻につくというか、なぜそんなに上からくるの?と思っていたけど今日はぐっと寄り添った言い方をしている気がした。その上で感情情報が増えたのでなるほどな感が増していた。
「出来損ないで」「生きる価値がない」からこの話し合いからは降りる。多分自分もそう言うだろうなと思った。
罪状:楽観主義
ハッピーヤクザ。小さな親切大きな迷惑。幼稚園位の時分に親からよく言われたなあ、と懐かしく思いつつ。自分は寝ても忘れられなかったので大いに捻れ上がりましたが。
初日は大人しめだったので珍しい〜って観てたのですが今日はすっかりヤカリ散らしの棚上げまくってましたね。
タケナカのくだりもそうだけどボクマダ引き摺ってる言い方が増えていたような。あっちは明確に他人だったはずだけど、どんなパラレル線だこの人。
最終判断、お前が出るんだよ、からの抵抗が強くなっていた。一番弱い子を外に叩き出す、みたいな構図でまあ、うん、可哀想だとは思った。でもこれで、この記憶で執着が、怨念が、増幅するなら良いね、とも思った。それがなかったらまあ外出たところで何にもならないだろうから。
アフタートークで2023イイショメンバーもAIに食わせてる、と仰っていて大いに見たい。それはめちゃくちゃ見たい。あと今回のも完全版が別にあるらしいのでめちゃくちゃ見たい。なんとなく予測はできんでもないけど、それでも見たい。
AIくんは「ニンゲンさんが気に入ってくれる感じはこんな感じでしょ?」のゴマスリ感が可愛いので…
それで今日とうとう、イイショでコーレスが起きてもうやっぱこれ舞台って言うより音楽ライブだわ、と確信してしまった。いや舞台なんだけど。
過去公演円盤も含めて網羅的に観たけど、イイショ、観れば観るほど「羨ましいな」という感情が湧く。あの演目は、しんどいだろうけどとても清々しそうだから。
あと、演劇?演じる?の技術、自分も会得してみたいな、とも。
感情を乗せたり切り替えたりするあの高等技術、とても齧ってみたくなる…役者になりたい、とは違うのだけど。
これで今回のイイショはもう予定的に行けないのだけど、円盤は見てない日の公演らしいので心底楽しみ。まあまだボクマダの円盤が先に来るんですけど。
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