Allen suwaru Lab vol.8「君と僕はよくかぶる —重なる世界ー」
仕事は暇だしなんか初日も行けそうだな?→えーチェキ会夜公演かー行くかー
で結局3公演観てきた。ラボは円盤にならないのでまあいっか、みたいな。
以下3公演分ネタバレごちゃ混ぜ脳直メモ。
いつも脚本を書いている座付作家の鈴木茉美さんが体調不良で降板されて劇団員と出演キャストで急遽オムニバスの脚本から書きました!な今回。
ラボは初めて行かせていただいたけれどもめちゃくちゃ「実験的」だったのかなあという気持ちになった。
演劇サークルのメンツで起こる色々な人間模様を描く、という話。ちょっとズレたラブコメであり青春群像劇。
新入生オーディションの日から始まり、仲が深まり、重なり、ズレて、崩壊して、また重なる。
自分の学生生活にはないキラキラやそれ故のヒリヒリをたくさん観ながら、合間のコメディーパートが気持ちいい。やっぱりコメディーパートで笑えないとなーと思った。
印象に残ったシーンをいくつか。
・初日公演のチーズケーキを落とすシーン
なんとなく仲良しな女子+なんかキャラ強い美人女子のだったのが美人女子がサークルクラッシャー女子だった、とすぱーんと暴露される。
いや、男たちを渡り歩いてただけで重なっては…ああいや2人は時期被ってるのか…いやそれにしてもこれが崩壊の主原因じゃないの逆にすごいな?勢いよく叩きつけられた箱入りチーズケーキが転がりすぎて客席まですっ飛んでた。
・土曜昼公演アドリブ枠「可愛くない言葉を可愛く言う」
可愛くない言葉のチョイスがまあ可愛くはないけど…?なチョイスで微妙にスベる会場。
あまりに滑り方が大変でアフタートークでやらなかったメンバーがお前もやれよ!となっていた。いやこのネタで笑い取るの難しいでしょ。
・土曜昼公演アフタートーク「新人アイドルの自己紹介」リベンジ
女子がやらなかったのでリベンジでやってほしい→ネタ考えた人もやろうよ、の流れ。
來河さんの「にゃんにゃんにゃーん」の一昔前のメイドカフェみたいな原稿に、言わされた女子から「考えた來河さん、お手本見せてよ!」と言われて嫌がった來河さんが竹中さんに「お前がやったほうが可愛いよ!」と投げたがる→竹中さん「そりゃ俺がやったら可愛いですよ」そうですね。なお女子のにゃんにゃんにゃーんはめちゃ可愛かったです。
・土曜昼公演馬覆面のバーのマスター
観た講演中で一番馬度が高かった回。なんかもうずっと笑ってて記憶が薄い。
松木さんが馬の勢いに押されすぎて客席に避難しだす始末。演者が演者に逃げられてんのよ。
・土曜夜公演アドリブ枠「アクロバットあっち向いてホイ」
伊藤さんと栗田さんの一騎打ちが激しすぎてすわヒーローショーかパルクールかみたいになる舞台。いや栗田さん三角飛びって。
お前らもやれよお!と巻き込まれた來河さんvs竹中さんの方は勢いゴリ押し系でこっちもやたら笑った。生で見るコメディー、勢いが強いと笑っちゃうよな…
・土曜夜公演馬覆面のバーのマスター
メロドラマ馬。王道月9系。飛行場に駆けつけて告白させる。情緒が荒れすぎた馬。松木さん「本当に初対面?」息が会いすぎている馬と來河さん。
馬が回を重ねるごとにどんどん悪ノリしている。馬やってる時の栗田さんがめちゃくちゃ楽しそう。
やっぱ回を重ねてやっていくことが派手になっていったので初日は記憶が薄い…面白かったんだけどな…
最終的にバーで1年半振りに再開したメンバーが、また集まって演劇をして、成功しましたよ、のラストはご都合主義だろうがなんだろうがこれで良かったな、と思った。
「スタートライン」から2作続けて昔馴染みと久々に再開して何かする話が続いて、良いなあ、とシンプルに羨ましい気持ちになった。