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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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雑談したい人が好きなひと。それをともだちという


雑談の意義が分からなかったけど
好きな人となら雑談していたいのだと思った

こんなことを今知り、膨大な時間を失ったことへの怒り
それから、気がつくことができるようになった心境の変化への感謝と「今にいる幸せ」を感じている

インターステラーみたいだなと思う

いま手に入る必要のないものは手に入らない
いま見る必要のないものは見えない

だから今不安になる意味は無い

何かのスピ系に書かれている言葉のようだけど本当にそうなのでは?


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とここまで書いて、字足らず過ぎて本当にイッチャッタ人みたい(ある意味そう)であれだなと思い消去した。noteにちゃんと書こうと思った。説明するとインターステラーのネタバレになるので以下、伏せます。

インターステラーついでにゼロ・グラビティのネタバレもしているので読みたくない方は以下はこの先はお避けください。いつも読んでくださりありがとうございます。



THE TOKIO CITY
(本文と関係ありません)


インターステラーという映画は相対性理論を知らないと訳が分からない。自分が初めて見たときは親子愛の気持も分からないので娘役、可愛いわあ!ほんと可愛いわあ!の感想しか抱けず。
わざわざ天文台へ行き無料の「事象の地平線とは」講座を受けたりYOUTUBEや解説ブログをみたりしてその上で5回ほど見直してもやっぱり娘役、可愛いわあ!に勝る感想が出ない。

ただ、ある惑星でのトラブルにより膨大な時間をロスしたことで、地球へ帰ることが絶望的になったとき、宇宙船で一人待たされていたスタッフと地球で待っていた歳をとった娘の時間経過の描写、絶望、怒り、憤りが伝わって印象に残る。

物語が終盤になり、主人公も本棚の後ろで絶望と後悔と怒りと恐怖に襲われて感情的になる。時空を超えた娘に向かって「STAY」のメッセージを送るが届かない。届かないのは過去の自分に必要がないからだ・・彼は旅立つ必要があった。見る必要の無いもの・理解できないものはその人に「見えない」「見ようとしない」のだ。
みたいと思ったとき、何者か(神かあるいは自分か)によって手助けされ、思いは届き「見える」「理解する」「気づく」。

膨大な時間を無駄にしたと後悔し憤る必要はなく、そういうことになっていた・だからこそ彼は旅立った。彼の意思に従って。という大筋であると理解した。相対性理論はわからないけど。

じゃあ「娘の寂しさに何の意味があるというのだ」という疑問がわく。自分も先程冒頭に上げたように、40を過ぎて雑談の意味を理解した。じゃあ子供の頃に辛い思いをしたことに何の意味があるというのだと憤る。雑談の意味も理解できないほどに人を信じることが出来なかった。雑談で過ごす時間の幸せを知らなかった。そんな40年をどう理解すれば?
けれど彼女もまた自らの意思で諦めることなく、幼少期に抱いていた疑問を解決することにもう一度取り組むことになる。裏切ったと思いながらどこかで父の愛を信じていたから。そして解読する、「STAY」を。それから父の送ってくれた計算式を。愛を。

再会したときには既に老婆になった彼女は全てを納得している。
私にはもう家族がいるの。といって、もはや父だけの自分ではないことを告げ、残りの時間で子孫たちとの別れを惜しむ。主人公はまだ若く、これから自分の人生を生きることになる。そこでこの映画は終わる。

「いま起こっていることは必然で起きている。だからいまを心配する意味は無い」そのようにインターステラーに重ねて解釈し、冒頭のような言葉を世に放った。そして言葉足らず過ぎたなと思った。だから説明してみました。おわり。


ところで大好きな映画「ゼロ・グラビティ」にも印象深いシーンがある。神かなにか、超越した存在と触れ合えた・・と思いきやそれは自らであった、という描写だ。仲間が助けてくれた、と思いきや自らが望んだ幻だった。という描写だ。
得てしてそんなものなのではと思うことが多い。過去の自分が、時空を経て救ってくれる。というかそうでしかないような気がする。私たちは毎日未来への種をまいている。いいことも悪いことも。そして、いいのか悪いのか、最後まで分からない。人間万事塞翁が馬。


いつも読んでくださっている方、ありがとうございます。警戒心が強い人間のため、フォローバックもしていません。いいね返しもしていません。でも、更新するたび読みに来てくださっている方がいることを知っています。それで、定期的に更新ができています。感謝しています。

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