5行思考文(358) - 言葉のチカラ -
ぼくは眠れなかった。学校で「音楽室に飾られているショパンの絵は誰も見ていない時に目が動く」という怖い話を6年生から聞いたからだ。
空手を習っているお兄ちゃんに相談すると「誰も見ていない時くらい許してやれよ」と笑った。その言葉で、あんなに怖かったショパンをかわいそうに思った。『ごめんね、ショパン。目を動かしてもぼくは大丈夫だよ』
ぼくは眠れなかった。学校で「音楽室に飾られているショパンの絵は誰も見ていない時に目が動く」という怖い話を6年生から聞いたからだ。
空手を習っているお兄ちゃんに相談すると「誰も見ていない時くらい許してやれよ」と笑った。その言葉で、あんなに怖かったショパンをかわいそうに思った。『ごめんね、ショパン。目を動かしてもぼくは大丈夫だよ』