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【経営者向け】中途採用で面接官が意識すると良い質問について。

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面接で職務経験・スキル・志望動機だけを聞いて合否判定を行うと見誤りやすいです。

中小企業の中途採用の面接において、学歴や出身大学・職務経験・スキル・志望動機を聞いて、最終的には印象(相性)で合否判定を行っているケースが多いのではないかと思います。

絶対に採用をしてはいけない人を、採用してはいけないことは言うまでもありませんが、特に営業職、マネジャー候補、マネジャー、マネジメント層及びスタートアップ企業・ベンチャー企業の中途採用の場合は、学歴や出身大学・職務経験・スキル・志望動機・印象(相性)のみで採用してしまうのは非常に危険です。

面接で何を知る必要があるのか。

仕事に対する価値観・考え方。

特に中途採用の場合、仕事に対する価値観・考え方が重要です。
人は職務経験や人生経験を通じて、仕事に対する価値観や考え方などが変容していくわけですが、応募者の仕事に対する価値観や考え方を面接を通じて知る必要があります。

このような経験があるかどうか。

※営業職、マネジャー候補、マネジャー、マネジメント層及びスタートアップ企業・ベンチャー企業の中途採用において特に意識する必要があります。
※スタートアップ企業・ベンチャー企業はすべての職種において必須です。

前提条件:今までの仕事(職務)において、
●自ら、目標に向かって人に説明できる結果を出した経験があるかどうか。
●自ら、2度とやりたくないほど、自分を追い込んだ経験があるかどうか。
●自らが原因で問題が発生し、絶望的な状況から試行錯誤して、その問題を
  解決をした経験があるかどうか。
このような経験を持つ人とそうでない人とでは、仕事に対しての価値観や考え方が全く違います。

新卒採用においても同様です。
※特に営業職採用、スタートアップ企業、ベンチャー企業の新卒採用において有効です。
【前提条件:今までの人生において】でお考えいただければ結構です。

面接で聞くべきこと。

このような経験に関しては、面接でじっくりと話を聞く必要があります。
その人主体で、
1.目的(目標)設定や自分が最も苦しい状況下において、何を感じ、
  そして何を考えたのか。
 (こう感じました、こうこう考えましたはある程度は誰でも答えることが
  できます。最も重要になるのは、下の2の部分です。)
2.目的(目標)達成や問題解決に至る過程で起こる様々な問題に対して
  自らの身体を使って、実際にどのように行動をしたのか。

 (自らの身体を使うことと実際に行った具体的な行動が重要です。
  実際に行った行動の強度と徹底さが最も重要なポイントになります。)

3.結果はどうであったのか。
4.結果から何を学び、その後どのように活かしたのか。
 (結果の良し悪しは全く関係なく、その結果から何を学び、その後どのよ
  うに活かしたのかがポイントになります。)

このような経験をしたことがある人、そしてその経験を、学歴や出身大学・職務経験・スキル・志望動機以上に、面接での対話を通じて評価することができるかどうかということです。

相手の話し方の上手い下手はあまり関係がなく、相手が真剣に真実の話をしてさえいれば、ある程度わかってきます。
逆に嘘をついていたり、ぬるい経験しかしたことがないにも関わらず、いかにもそのような経験をしたことがあるかのように話す人もわかります。

言うまでもありませんが、面接官の質問スキル・傾聴スキル等の対話スキルならびに言語情報・非言語情報を通じて相手が伝えたいことをきちんと理解することができる、いわゆるコミュニケーション能力の向上も同時に必要となりますので合わせて考えていく必要があります。


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