【経営者向け】新卒採用で学生に伝えなければいけない 5選
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中小企業が新卒採用で最低限学生に伝えなければいけない 5選
1.なぜ当社は新卒採用を行うのか。
なぜ当社は新卒採用を行うのかを学生に明解に伝えていますか?
大企業と違って中小企業の場合、どうしてこの企業は新卒採用を行うのだろうか?という疑問と同時に入社後の不安を多かれ少なかれ抱きます。
まず第一に、なぜ当社は新卒採用を行うのかを採用広告、会社説明会において学生に明解に伝えていく必要があります。
そして選考ステップ中でも、この疑問や不安に対して常に真摯な姿勢で丁寧に答えていかないと最終的には上手くいきません。
2.自社の存在意義。
自社の存在意義を学生に明解に伝えていますか?
社会の中できちんとしたビジネスを行っている以上、自社の存在意義は必ずあるわけですが、その存在意義を学生に伝える必要があります。
このことは事業活動でも採用活動でも同じことが言えますので、敢えて申し上げる必要はないのかもしれませんが、採用活動でも学生に対してきちんと伝える必要があるということです。
3.自社の事業の特徴・強み・同業他社との違い。
どのような事業を行っているのかは基本中の基本になりますが、その上で事業の特徴や強み、そして同業他社とは何が違うのかを合わせて伝えていく必要があります。
これも事業活動でも採用活動でも同じことが言えますので、敢えて申し上げる必要はないのかもしれませんが、採用活動においては社会のこと・業界のこと・事業のことをはじめ、そもそも何も知らない学生を相手にしていますので、できるだけ具体的かつわかりやすい、誰でも理解できる表現に変換をしたうえで伝える必要があります。
4.この仕事は、どこがどのように面白いのか・難しいのか・大変なのかの3点セット。
募集職種の仕事は、どこがどのように面白いのか、難しいのか・大変なのかを3点セットで伝えていく必要があります。仕事の面白さや難しさや大変さはあくまでも主観に過ぎないのですが、面白さや難しさや大変さを正直に伝えることは決してマイナスではありません。
この仕事は面白いです、楽しいです、やりがいがあります、成長できます
というような、聞こえの良い抽象的な表現が圧倒的に多いのですが、具体性に欠けるため差別化できませんし、かなり嘘っぽく聞こえます。
どこがどのように面白いのか・難しいのか・大変なのかを3点セットで具体的にわかりやすく伝えることが必要です。
5.採用活動のこだわりについて。
まず自社の採用方針を明確にして、学生に伝えることが必要です。
採用方針を決めずに採用活動を行っている中小企業が圧倒的に多いですので、採用方針を策定して伝えていく。これだけで差別化になります。
よくある例ですが、当社は採用活動に力を入れています。採用活動を熱心に行っています。などと抽象的な表現で学生に熱心さ伝えようしているケースがありますが、これでは何をどう力を入れているのか、熱心に行っているとはどういうことなのかがさっぱりわかりませんし、逆に胡散臭く感じさせる可能性さえあります。
基本的には、自社の採用方針を明確にして、採用方針を学生と約束した上で、当社の採用活動は何にこだわっているのか、また採用方針に沿って各選考ステップごとに、何を約束するのか⇒何をどのように実行するのか。要は~したら ~します。と回転させていくイメージです。これがすべての過程で細かく設計されてやり通していく。これらをできるだけ具体的かつ詳細に学生に伝え、実行できるようにしていくと、差別化することができます。
この5番目の採用活動のこだわりについてが、実は中小企業では一番難しいと感じられるところではありますが、経営トップが先頭になって採用方針の策定から実行まで取り組まれると他社と差別化できると思います。
また長い目で見たときに、他社と競争して採用することができるようになります。
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