S&P500をアウトパフォーム!指数ETFの信用買いでリターンを最大化する方法とは?
「米国株で思うように利益が伸びない」「1年を通してみると株価指数に負けてしまう」という悩みを持っている方は多いと思います。
特に市場全体が下落するような時には指数ETFを持っていて十分なリターンが得られるのか不安になってしまうことも多いかと思います。
そんな悩みを解決するために、今回は私が採用している「指数ETFの信用買い」を活用した投資戦略をご紹介します。
株価が調整した局面で指数ETFの信用買いを活用し、リターンを最大化する方法を提案します。
私のこれまでの投資成績
私は2019年から本格的に米国株投資をスタートしました。
ただし、2019年から2021年の間を振り返ってみると株価指数(S&P500)をアウトパフォームするのは難しく、S&P500のリターンを下回る結果となっていました。
具体的には、私のリターンは以下の通りです:
2019年:+18.9%(S&P500:+28.9%)
2020年:+16.1%(S&P500:+16.3%)
2021年:+27.7%(S&P500:+26.9%)
この期間は、「指数ETFを持っているだけではリターンに満足できない」「市場全体が下落しているときに指数ETFを持っていて大丈夫か?」などの不安があってついつい個別株ばかりに手を出してしまい、結果的には指数には負けてしまっていました。
しかし、2022年からは指数ETFをポートフォリオの土台に据えるようになり、また市場のタイミングに合わせてメリハリをつけて取引をすることで、十分なリターンが得られるようになってきました。
さらに、この経験から指数ETFであっても市場タイミングに合わせて取引することで十分なリターンが得られると確信しました。
このことから2023年以降から戦略を見直し、指数ETFの現物保有をベースにしつつ、調整局面で株価指数が下落したときに指数ETFの信用買いでポジションを増やす方法に転換した結果、以下のような高いリターンを得ることができました。
2022年:+27.8%(S&P500:-19.4%)
2023年:+43.8%(S&P500:+24.2%)
2024年(現時点):+30.1%(S&P500:+22.1%)
このように、特に2023年以降はS&P500をアウトパフォームしており、この戦略が効果を発揮していることがわかります。
指数に投資する際の不安
先ほども述べたように、私も株価指数に勝てず、悩んでいた時期がありました。
まずは指数ETFを保有していることで、十分なリターンが得られることを身をもって理解できていなかったというのが一つの要因です。
特に、株価指数が一時的に下落したり、期待通りに上昇しないと、どのように対応すべきか迷うことが多かったです。
もちろん単に指数ETFを持つことも安定した戦略ですが、これらの経験から市場のタイミングに合わせて追加ポジションを出し入れする戦略を取ることで、これらの漠然とした不安にも対応しつつ指数をアウトパフォームできるのではないか、と考えるようになりました。
最初は迷走していた私ですが、現在は指数ETFの現物保有をベースにしつつ、市場が調整局面から上昇に転じるタイミングで指数ETFの信用買いを活用するスタイルを確立しました。
この方法により、安定して株価指数を上回るパフォーマンスを出すことが可能となり、結果的に2019年-2021年に苦戦していたS&P500に対して、2023年以降はしっかりアウトパフォームしています。
この記事では、指数ETFの現物保有を軸にしながら、どのタイミングで信用取引を活用し、リスクを管理しているかを解説しています。
特に、調整局面後の上昇局面を捉える方法や、どのようにポジションを取るか、そして最も重要になるリスク管理のポイントについても詳しく説明しています。
さらに実際の取引実績を基に、どのタイミングで取引をしているのか具体的に紹介しています。
なお、信用取引はレバレッジを活用するため、リスクが伴います。
市場が予想外の動きをした場合、損失が拡大する可能性があります。
そのため、私もリスク管理を最優先に考えています。さきほどの記事では、リスクを最小限に抑えるための具体的な手法について詳しく説明していますので、安全に投資を行いたい方にも参考になる内容です。
現在米国大統領選挙前で米国株は史上最高値付近で上昇しています。
ただ今後2週間の間に、インフレ指標、雇用統計、米国大統領選挙、11月FOMCと重要イベントが目白押しで、株価のボラティリティが上昇する展開を想定しています。
こういった局面ではチャンスの扉が開くことが多いです。
もしあなたが、指数ETFの現物保有で安定したリターンを得つつ、さらに信用取引でリターンを最大化したいと考えているなら、今回紹介した戦略は非常に有効です。
具体的な取引のタイミングや市場動向を捉える方法を学ぶことで、株価指数を超えるリターンを一緒に目指しましょう!
毎週末週報で投資戦略をアップデートしています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
この記事が読者の皆様がリスクとリターンを考慮したより良い投資判断を行うための手助けとなれば幸いです。
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*個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。
*実際の投資判断については自己責任でお願いします。