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2024年米国株投資の振り返りと2025年の米国株投資戦略

米国株市場はあと1日取引日を残していますが、大晦日ですし、今年の米国株投資の振り返るとともに2025年の米国株投資戦略を考えてみたいと思います。

2024年の振り返り

2024年の米国株市場は、主要指数が二桁の上昇を記録しました。

  • 主要指数の成績

    • ナスダック総合指数:+29.8%

    • S&P 500:+25.2%

    • ダウ平均:+24.2%

特に、AI関連株が市場の牽引役となり、生産性の向上(最近の四半期で約2%の成長)、IPO市場の復活(RedditやAstera Labsの成功)や機関投資家の積極的な買いも市場を支える要因となりました。

  • ポジティブ要因

    • 金利引き下げ:FRBの緩やかな金利引き下げが資本市場に追い風となりました。

    • テーマ投資の成功:AIを中心とした成長テーマが市場の注目を集めました。

    • 幅広い市場の上昇:多くのセクターが好調で、小型株から大型株まで幅広い銘柄が買われました。

私自身の現時点での運用成績は
評価額 125,206,601円
年初来 +30,499,846円 (+32.2%)
となっています。

1年間での推移をグラフで見てみると以下のようになります。

2024年の資産推移

4月・7月は苦戦していますが、その後のタイミングで指数ETFの買い(+信用買い)を入れることで何とか挽回できました。
この指数ETFに信用買いでレバレッジをかけていく戦略での収益が昨年に続いて成長のエンジンとなりました。

8月は急落がありましたが、ポジションを大幅に減らしていたためにあまりダメージを受けませんでした。


2025年の米国株市場の見通し

全体には非常に好調であった米国株市場でしたが、年末に向けてやや不安要素が出てきています。

昨日(12/30)のNASDAQ、S&P500の下落によって、IBDの見通しはConfirmed uptrendからUptrend under pressure(不安定相場)に再度転換しました。

この背景には、すでに割高になっていた米国株のPER、高い水準にとどまっている長期金利(10年債利回り 4.5-4.6%)に加え、大統領選挙後に発生した年末ラリーを先取りするような強いラリーがあったため、年末の時点で利益確定を目的とした売りが増加したことなどが挙げられます。

この動きによってNASDAQは21日指数移動平均を割り込み、S&P 500は50日移動平均線を下回るなど、重要なサポートレベルが破られる結果となっており、2025年に向けて注意が必要な状況と言えます。

年末の米国株市場の動きを踏まえて、2025年前半の投資戦略を立てています。

まずは大統領選挙翌年のS&P500の株価推移を見てみましょう。
このデータについは以下の記事の後半にまとめています。

この記事ではさらに今年と同様に大統領選挙で政党交代が起こった年の翌年のS&P500について過去80年分のデータを分析しています。

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