2024/8/19~8/23の米国株投資の振り返りと今後の見通し
*基本無料。後半のポジションについての詳細解説はペイウォールあり。
*有料部分は次回週報まで随時更新します。(後半部分の一番下に更新内容を記載。)
2024/8/19~8/23の振り返り
今週の米国株指数はS&P500 +1.45%、NASDAQ +1.40%と先週に引き続き上昇しました。
8月21日(水)に7月FOMCの議事録要旨が公開され、FRBの9月利下げに前向きな姿勢が確認されました。
また同日に発表される雇用統計の下方修正(これ自体は特別なことではなく、正確な数値が得られたあとに修正が行われるだけです)が予想以上に大きくなるのではないかと噂されましたが、結果は3月時点の非農業部門の就業者数を81万8000人(0.5%)下方改定するというもので、想定された範囲内に収まり大きな影響はなし。
8月22日(木)には市場予想通りの結果であった新規失業保険申請件数を受けて序盤は主要株価指数は上昇しましたが、ジャクソンホール会議でのパウエル議長講演を控え、ポジション調整の売りに押されてS&P500-0.89%、NASDAQ-1.67%と反落しました。
今週最大のイベントである8月23日(金)のジャクソンホール会議でのパウエル議長講演ですが、結果的にはFRBの使命である雇用の最大化を重視し9月利下げを示唆するハト派的な内容となりました。
要旨
・政策調整の時が来た
・労働市場のさらなる冷え込みを求めることも歓迎することもない
・物価安定に向けてさらに前進する中、堅調な労働市場を支えるためにできることは全て行う
・政策金利の水準で、労働市場の不本意なさらなる低迷などのリスクに対応する十分な余地が得られている
・利下げのタイミングとペースは、データや今後の見通し、リスクのバランス次第
・インフレ率が2%に回帰する持続可能な道筋を歩んでいるという確信が深まった
・インフレ上振れリスクは後退し、雇用の下振れリスクが高まった
・(FRBが担う)責務に対するリスクバランスは変化した
・インフレ率は大幅に低下し、現在は目標にかなり近づいている
・労働市場の冷え込みは明白、もはや過熱状態にはない
・失業率を急激に上昇させることなく、物価安定の目標に向けてかなりの前進を遂げた
インフレ率の制御に自信を見せつつ、7月のFOMCでの記者会見に比べて、雇用の最大化というインフレコントロールに並ぶFRBの使命に重点を置く姿勢を強く示しています。
事前に想定していた通り、9月利下げは示唆しつつも、利下げ幅や今後の利下げペースについてはヒントを与えない内容でした。
これを受けてひとまず8月23日の株価は上昇して今週の取引を終了。
まずはジャクソンホール会議イベントは無事通過と言えます。
来週(8/26~)のテーマ
レイバー・デーの3連休を控え、9月利下げがほぼ確定した状況を受けて週明けからどのように株価が動くかを確認していきたいです。
9月FOMCまでにはまだ時間があり、重要な経済指標の発表が残っています。
来週は8月29日(木)にGDPの発表、8月30日(金)にインフレ指標としてFRBが重視するPCEデフレーターが発表されます。
また8月28日(日本時間8月29日早朝)にはNVDAの第2四半期決算発表があります。
半導体銘柄群全体の先行きを占う重要な決算になります。
運用成績
評価額 110,260,454円
前週比 -953,236円 (-0.9%)
年初来 +15,553,699円 (+16.4%)
ポートフォリオ
米国株 82.4% (VTI・VOO 80%、個別株 20%)
キャッシュ 17.6%(米ドル)
NISA枠のVTI連動投資信託: 3,309,539円/ 損益: +138,105円(+4.3%)
現物株ポジションは82%となっています。
後半で紹介している好業績の個別銘柄を中心にさらに株のポジションを増やしています。
株価指数は上昇しましたが、米国利下げ期待から円高・ドル安が進み、ポートフォリオはドル建てでは上昇しているものの、円換算ではややマイナスとなりました。
今後の方針
引き続きIBDの市場見通しはMarket in Confirmed Uptrend(上昇トレンド)が継続。
ジャクソンホール会議イベントを通過し、9月利下げについての不透明感もなくなっており、大きな調整が起こったりするリスクは低いと考えています。
ただ利下げ期待でガンガン上昇していく相場になるかというと、レイバー・デー明けへの警戒感もあり、一進一退の展開になる可能性もあると考えています。
*詳細は後半で解説します。
現在の投資方針は以下の通り。
・株へのポジションを82%まで高めており、タイミングをみつつ株のポジションをさらに高める。
・投資対象は指数ETFと条件を満たした個別株
・フルインベストメントに近い状態で急落があれば適宜信用買いでポジションを取る。
元気のある個別株が出てくる環境になってきました。
この機会に米国個別株について学びましょう。
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*個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
*実際の投資判断については自己責任でお願いします。
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*今後の方針については主に有料部分で詳しく説明しています。
*次回の週報までに追加情報があった場合には有料部分を随時アップデートします。
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