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信用取引×指数ETF

更新履歴(一度ご購入頂けば追加料金なしで記事内容が更新されます。)
*2024年6月10日追記
2024年4月トレードと過去トレード(2023年10月から12月)の事例を追加
*2024年6月15日追記
2024年4月トレードの結果について追記
*2024年10月17日追記
2024年9月トレードの結果について追記

こんなことなら手持ちの米国株を現金化しておけばよかった!

このように感じる場面は投資家の皆さんならよくあるのではないでしょうか?

2024年7月から9月までのSP500推移

最近では2024年8月上旬と9月上旬の株価急落があてはまるでしょうか。

終わってみればいずれの調整(9月上旬は調整というほどでもなかったかもしれませんが)も比較的短期間で切り返しています。

今回私自身は7月下旬の時点でキャッシュ比率を大幅に高めており、8月の反発局面では現物買いで対応しました。

ただ、8月下旬にはフルインベストメントにもっていったため、9月の急落局面ではキャッシュが手元にない状況でした。

私はこのような場面では、信用取引を活用することで急落からの反発局面での値動きで利益を上げるためのトレードを行っています

今回の9月急落局面でも信用取引を活用した手法で利益を上げることができ、現在も利益を伸ばしている状況です。

その手法が、指数ETF(S&P500などに連動するもの、レバレッジ型ではない)の信用買いになります。

2023年10月下旬からの上昇相場

過去には2023年の10月の調整局面から反転した直後(赤印)からS&P500に連動したETFであるVOO800株を380ドル台で信用買い(現金はすでにフルインベストメント済)を行い、2023年12月に430ドル台で利益確定するまでに約35,000ドルの利益を現物投資とは別に得ることができました。
*こちらも後半で解説しています。

この記事では米国株市場の調整局面後の反発・上昇トレンドを活用した指数ETFの信用買いの手法をご紹介します。


1. なぜ信用買い×指数ETFなのか?

米国株式市場は長期にわたり上昇トレンドが続いており、多くの投資家がその恩恵を受けています。

そのため私の基本投資スタイルは、上昇相場への順張りを基本としています。

そのため信用取引においても「信用買い」しか行いません。
売りで華麗に利益を出すことを否定はしませんが、自分には合わないスタイルでリスクが高いと考えているため基本的に信用売りはしません。

一般的に、以下の要因で信用売りは信用買いよりリスクが高いとされます。

1)損失に上限がない
株価は下落には下限がありますが、上昇には上限がありません。そのため信用売りの損失は理論上は無限大になり得ます。

2)ショートスクイーズ
多くの投資家が同じ銘柄を売っている場合、株価が上昇した際に、多くの投資家が損失を最小限に抑えようと株を買い戻す動きがでます。
これは「ショートスクイーズ」と呼ばれ、株価をさらに急激に押し上げる要因となり、売りポジションは大きな損失を抱える結果になります。

このような信用売りの怖さから「買いは家まで、売りは命まで」という格言もあるくらいです。
自分はあえてそこまでのリスクは取りたいと思いません。

次に投資対象についてですが、信用買いの場合は個別株は基本扱わず、指数ETFのみとしています。

私は特にS&P500に連動する指数ETF(VOOなど)を取引しています。
S&P 500などの主要株価指数に連動するETFは個別株に比べて値動きが穏やかです。

過去のデータを見ると、VOOの1日の最大下落幅は平均約2%、1週間での最大下落幅は約5%程度であり、これにより大きな市場の動揺があっても比較的安全に投資を続けることが可能です。

もちろんさらにリスクを管理するための工夫はしており、それについては後半で触れていきます。

そのため、私はフルインベストメントの状態でも調整後の反発で収益を上げる目的で信用買い×指数ETFによる投資を行っています。
この手法についての自分の考えを以下では説明させて頂きたいと思います。


*当記事では、指数ETFの信用買いという、追加リターンを目指せるものの同時にある程度のリスクを伴う投資戦略について深掘りしています。

特にフルインベストメントの状態からの信用買いはすなわちすでに保有している米国株やETFを代用有価証券として担保にする形になるため、市場急落に備えたリスク管理が必要になります。

この手法は一定の知識と経験、資金面での余裕が要求されるため、必ずしもすべての投資家に適しているとは言えません。

そのため、この戦略は安易に試すべきものではなく、投資家が自身のリスク許容度と投資目標を慎重に考慮した上で行うことが重要です。
このような背景から以下のコンテンツにはペイウォールを設けています。


2.信用買いのタイミング(勝てそうな時だけ戦う)

まず私はこの信用買い戦略を行う場面をかなり限定しています

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