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2024/11/4~11/8の米国株投資の振り返りと今後の見通し

*後半の現在のポジションを含めた詳細解説はペイウォールあり。
*有料部分は次回週報まで随時更新します。
(後半部分の一番下に更新内容を記載。)

2024/11/4~11/8の振り返り

先週の米国株指数はS&P500+4.66%NASDAQ +5.74%と大きく上昇しました。S&P500は取引時間中に6000ドルの大台を一時突破しました。

改めてみるととてつもない上昇幅ですね。
これで年初来のパフォーマンスはS&P500+25.7%NASDAQ +28.5%となりました。

先週は米国大統領選挙、11月FOMCという大きなイベントが相次ぎました。

特に接戦になると予想され、場合によっては大統領が決まるのに時間を要するのではないかと懸念されていた大統領選挙がトランプ大統領(共和党)の圧勝であっさり終わったことがサプライズとなりました。

さらに上院(過半数確定)、下院でも共和党が多数派を占めると見込まれており、大統領、上院、下院を共和党が支配するいわゆるトリプルレッドの状態になりそうです。

トランプ大統領の勝利が確定したあとの米国株市場は猛然と上昇をはじめ、11月6日(水)にはS&P500は+2.53%、NASDAQは+2.95%となりました。
またビットコインも大きく上昇し、上昇トレンドが明確になりました。
一方で金価格は下落。

さらに11月7日(木)に終了したFOMCでは予想通り0.25%の利下げが実施されました。
パウエル議長の会見ではインフレの抑制に自信を示し雇用を守ることを強く示した9月の会見に比べると、雇用の最大化とインフレの抑制に同じくらい重みを置く内容となっています。

*このことについてパウエル議長は9月FOMCでは利下げを開始するタイミングであったため、このような表現になったのであり、特に深い意味はないと話していましたが、やはりトランプ大統領の政策によるインフレ再燃への警戒もあるのではないかと勘繰ってしまう内容でした。

この会見を受けて12月FOMCでの利下げ期待は後退し、11月9日時点のCME fedwatchでは利下げなしの可能性が35.4%まで上昇しています。

CME Fedwatch(2024.11.9)

ただし、FOMCの結果が米国株市場に調整をもたらすことはなく、11月7日もS&P500は+0.74%、NASDAQは+1.51%と上昇。

続く11月8日も両指数ともに上昇して今週の取引を終えました。

10年債利回りは大統領選挙後に一時4.5%に迫るほどの上昇をみせましたが、現在は4.3%をやや上回る水準となっています。
この金利水準についても共和党の政策による経済成長への期待で上昇しているのか、財政支出拡大や減税による財務基盤の悪化に対する懸念で上昇しているのか2つの要素がありますが、まずは市場は経済成長への期待とみているのでしょう。

この流れを受けて今後の経済指標、特にインフレデータには注目が集まりそうです。

先週は予想以上の株価の急騰があり、焦りを感じている投資家の方も多いかと思います。
後半では大統領選挙後の投資戦略について解説します。

来週(11/11~)のテーマ

11月13日(水):CPI(消費者物価指数)QCOM、ARM決算(引け後)
11月14日(木):PPI(生産者物価指数)、新規失業保険申請件数
11月15日(金):小売売上高

運用成績

評価額 124,562,767円
前週比 +2,991,130円 (+2.7%)
年初来 +29,856,012円 (+31.5%)

ポートフォリオ
米国株 51.3% (VTI・VOO 100%)
キャッシュ 48.7%(米ドル)

大統領選後の株価急騰に逆を突かれた形になり、キャッシュはそのまま残っています。

個人的にはこのキャッシュをどういう形で株式市場に投入していくかが今月のテーマになります。

指数ETFは順調に値を伸ばしており、年初来のポートフォリオのリターンは主要指数を上回っています。

今後の方針

IBDの市場見通しはMarket in Confirmed Uptrend
米国株市場の強い動きを受けて推奨エクスポージャーは80-100%に戻っています。

一気に株価が上昇したこともあり、現在のポジションのパフォーマンスはよいものの追加投資の対応がやや難しいと感じています。

このあたりのニュアンスは字数がいるので後半で説明予定です。

現在の投資方針は以下の通り。
・大統領選挙前に増やしたキャッシュポジションを年末に向けて株式ポジションに戻していく。
・米国大統領選後にかなり過熱している株式市場の短期的な下落には注意。
・投資対象は指数ETF+一部個別株

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

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*個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
*実際の投資判断については自己責任でお願いします。

米国株市場の見通し(2024年11月11日~)


トランプ大統領の圧勝、さらに上院・下院ともに共和党が多数を占めそうなサプライズとなった大統領選挙結果を受けて今後の投資戦略は?

*ETF・個別銘柄・信用買いポジションの詳細
*ポジション変更や今後の見通し
*今後の方針については主に有料部分で詳しく説明しています。
*次回の週報までに追加情報があった場合には有料部分を随時アップデートします。

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