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2024/12/2~12/6の米国株投資の振り返りと今後の見通し

*後半の現在のポジションを含めた詳細解説はペイウォールあり。
*有料部分は次回週報まで随時更新します。
(後半部分の一番下に更新内容を記載。)

2024/12/2~12/6の振り返り

今週の米国株指数はS&P500 +0.96%NASDAQ +3.34%と続伸しました。

NASDAQが特に強さを見せた中、小型株のラッセル2000は週足で-1.16%と失速しました。

12月4日(水)にパウエル議長はニューヨークタイムズ紙主催のイベントで以下のように発言。

金融政策のスタンス: FRBは中立的な金利水準に向けて進んでおり、経済指標を注視しながら、各会合で政策を決定していく。

経済状況の評価: 米国経済は力強さを示しており、FRBは慎重に政策を決定できる状況にある。

インフレと雇用: インフレは目標に達していないものの、進展が続いている。また雇用状況は良好である一方、低所得層は圧力にさらされている。

これらの発言は、FRBが経済指標を慎重に観察しながら、金融政策を中立的なスタンスへと調整していく姿勢を示しています。

この発言が株式市場を支援する形になり、主要株価指数の上昇につながりました。

12月5日(木)の新規失業保険申請件数は感謝祭前後の影響もあり、申請件数は増加したものの継続需給は減少するというまちまちな結果でした。
雇用統計の発表を前にして持ち高調整の動きが見られ株式市場は下落。

12月6日(金)には11月米雇用統計が発表されました。非農業部門の雇用者数は予想を上回る増加を示し、失業率はわずかに上昇しました。
これにより、労働市場が安定している一方で、インフレ圧力が高まっていないとの見方が強まり、FRBが12月18日のFOMCで利下げを行うとの期待が高まりました。

10年物米国債利回りは利下げ期待を受けて4.15%まで低下しています。

12月FOMCでの利下げ期待が高まり、株式市場がサポートされた1週間でした。
しかし、ナスダックは50日移動平均を6.2%上回る水準にあり、過熱感が懸念されています。歴史的にこのレベルの乖離は調整のリスクを高める傾向があります。

投資家心理を示す指標も、過度の楽観を示唆しています。「Investors Intelligence Bulls vs. Bears」の調査によれば、62.9%の投資ニュースレターが強気を示しており、これは2024年で最も高い水準の一つです。このような状況は、過剰な楽観を示すシグナルと解釈されます。

これらの状況を踏まえ、投資家は市場の過熱感と調整リスクに注意を払う必要があります。

来週(12/9~)のテーマ

来週はインフレ指標であるCPI、PPIの発表が行われます。

12月9日(月):ORCL、AI決算発表(引け後)
12月11日(水):11月消費者物価指数(CPI)
12月12日(木):11月生産者物価指数(PPI)、新規失業保険申請件数、AVGO決算発表(引け後)

運用成績

評価額 124,884,395円
前週比 +600,842 (+0.5%)
年初来 +30,177,640円 (+31.9%)

ポートフォリオ
米国株 67.8% (VTI・VOO 76%、個別株24%)
キャッシュ 32.2%(米ドル)

ポートフォリオはほぼ横ばいながら年初来の利益は3000万円台に復帰。
今週は小型株が元気がなかったのも多少影響しています。

先週に続き、今週もFOMCでの利下げ期待の高まりもあり強気な相場となっています。
ただし、特にNASDAQは高値圏で推移しており警戒が必要な水準となってきています。

バランスが難しい局面ですが、リスクをコントロールしつつ上昇相場で利益を上げていきたいところです。

米国株市場への投資戦略(2024年12月2日~)


12月FOMCでの利下げ期待が高まり、NASDAQを中心に年末ラリーが加速しています。
追加購入した個別株のパフォーマンス・見通しについても解説します。

*ETF・個別銘柄・信用買いポジションの詳細
*ポジション変更や今後の見通し
*次回の週報までに追加情報があった場合には有料部分を随時アップデートします。

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