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2025/1/31までの米国株市場の振り返りと今後の投資戦略

*後半の現在のポジションを含めた詳細解説はペイウォールあり。
*有料部分は次回週報まで随時更新します。
(後半部分の一番下に更新内容を記載。)

2025/1/27~2025/1/31の振り返り:AIショックから回復も、トランプ関税で波乱の一週間

S&P500は週足では-1.0%の下落、1月では+2.7%の上昇、NASDAQは週足で-1.6%の下落、1月では+1.6%の上昇となりました。
1月の米国株がプラスで引けるとその年の米国株市場のパフォーマンスもプラスで終わるという1月バロメーターに当てはまる結果でした。

ややもたついた両指数に比べダウ平均は好調で1月全体では+4.7%の上昇と強く、小型株指数のラッセル2000は1月全体では+2.5%の上昇となりました。

2025年1月最終週の米国株市場は、中国発のDeepSeekショック、FOMC、主要ハイテク企業の決算、そしてトランプ大統領による新たな関税発表とまさに波乱の1週間となりました。

1月27日(月):S&P 500:-3.0%、NASDAQ:-3.1%
中国のテックラボ「DeepSeek」が、わずか2ヶ月の期間と大幅な低コストで高性能な生成AIを開発したとの報道を受け、AI関連株が急落。

米国のハイテク企業が多額の投資を必要とされていたAI分野で、中国が低コストで先行する可能性が懸念され、投資家心理が急速に悪化しました。

1月28日(火):S&P 500:+0.9%、NASDAQ:+2.0%
前日の急落を受け、この日は買い戻しの動きが優勢。
特にDeepSeekショックの中でも堅調な動きを見せたSalesforce (CRM)、 ServiceNow (NOW)、CrowdStrike (CRWD)などのソフトウェア株が相場を牽引し、米国株市場は反発。

1月29日(水):S&P 500:-0.5%、NASDAQ:-0.5%
FOMCでは政策金利の据え置きが決定され、パウエルFRB議長は利下げに慎重ながらもインフレのコントロールについては比較的楽観的な見通しを示しました。
大きなサプライズはなく、材料出尽くし感から米国株市場は小動き。Microsoft (MSFT)Meta Platforms (META) の決算カンファレンスコールでは各社の生成AIに対する考え方が示されました。

1月30日(木):S&P 500:+0.5%、NASDAQ:+0.3%
小型株が堅調に推移し、Russell 2000は+1.1%となりました。
S&P 500とNASDAQも上昇。決算発表後のApple (AAPL) は上昇。

1月31日(金):S&P 500:-0.5%、NASDAQ:-0.3%
トランプ大統領が2月1日から中国、カナダ、メキシコへの関税を発動する考えを示したことで、取引時間中に高値圏で推移していたS&P 500とNASDAQは反落して引けました。


DeepSeekショックは中国のAI技術の急速な進歩の脅威というよりは、同じように低コストで優秀な生成AIが作成されることで生成AI自体がコモディティ化することが認識されたということが本質と考えられます。この影響についてはもう少し見守っていく必要があるでしょう。

またトランプ大統領による新たな関税措置は世界経済に悪影響を与える可能性があり、米国株市場にとって鬼門である2月相場に向けて警戒が必要です。

来週(2/3~)のテーマ

来週はも主要企業の決算発表が相次ぎます。
特にPalantir Technologies (PLTR)、Amazon.com (AMZN)、Alphabet (GOOGL) など、市場への影響が大きい企業の決算に注目が集まります。
また、雇用統計にも注目したいですね。

2月3日(月):
決算発表:Palantir Technologies (PLTR)

2月4日(火):ISM製造業景気指数(1月)
決算発表:Alphabet (GOOGL)

2月5日(水):JOLTS求人件数(12月)、ADP雇用統計(1月)

2月6日(木): 新規失業保険申請件数、ISM非製造業景気指数(1月)
決算発表:Amazon.com (AMZN)

2月7日(金):雇用統計(1月)

運用成績

評価額 124,527,584円
前週比 -611,725円 (-0.5%)
年初来 -1,093,161円 (-0.9%)

ポートフォリオ
米国株 7% (VTI 1.7%, 個別株 5.3%)
キャッシュ 93%(米ドル)

ドル安が進行したこともあり、ポートフォリオはややマイナス。
米ドルMMFからは30万円程度の配当金がでました。

米国株市場の投資戦略(2025年2月3日~)


DeepSeekショックやトランプ関税発動で乱高下している米国株市場。
2月は例年米国株市場のパフォーマンスが悪く、鬼門の月になります。
米国株市場の見通しを再度確認して乗り切りたいですね。

*ETF・個別銘柄・信用買いポジションの詳細
*ポジション変更や今後の見通し
*次回の週報までに追加情報があった場合には有料部分を随時アップデートします。

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