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会ってみたい人物

もっといい人生を送れたらと常々考える時がないだろうか。

遊び心を持ち他人に粋な計らいをし

ささやかでも良いから笑いを抱き

たえず自分の好きなことを行いながらも他人から好かれる人。

時にはいたずら心からちょっとした茶目っ気をだしたり

芝居気たっぷりに面白い仕掛けをする。

教養を身につける必要もあるだろうが

それも日々を楽しみながら覚えて行けばいい。

そもそも、そんな人、世の中にいるのだろうか・・・


数百年前、ここにある人物が存在していた。

  そう世にいう前田慶次である


名馬と名高い松風にまたがり、手には皆朱の槍をもつ傾奇者その人である。


僕はこの人が好きなのですが、notoを読んでくれている皆様の中にも
前田慶次が好きな人がいると思います。
この人の生き方を少し振り替えてってみました。

文武両道なのは言うまでもありません。
武芸百般でならした腕は話の逸話にもいくつかあります。

信長が本願寺を攻めた際、本願寺軍に織田家の軍旗を奪われた時に
浪人だった前田慶次がその旗を奪い返し信長の軍に返した。
その所業は人間業じゃないと本願寺の敵方に言わせたり

小牧・長久手の戦いで佐々成政(15000人)に攻められた末森城(1500)が囲まれたときに救援で前田慶次(3000)で駆けつけ見事撃退。

上杉に仕えていた頃は危険な殿「しんがり」をやってのけ
そのやり方は後の日本陸軍の手本にされて士官学校で教えてたとか。

所説ありますが兎に角
武芸、軍略に優れていた事は間違いないみたいです。

また細川藤孝や千利休の弟子で利休七哲の古田織部などと親交があり
お茶や、連歌(和歌の一種)なども嗜んでいて教養も深かったようです。

そして傾奇者と言われる所以はその行動にあったようで
態度の悪い店主を一喝したり
権力者をも恐れない行動をとったり
天下の大ふへん者と書いた大きな機を持ったり
上杉家では仕官の時に皆朱の槍【皆朱の槍は格式が高く、武勇の者でなければ許されない】を持っていき昔から仕えていた他の武将たちが文句を言った時に「先祖代々の持ち物だから、仕方ないだろ」と
素知らぬ顔をして言ったとか。
勿論、普段からの立ち振る舞いや格好も派手だったとか。

小さい頃からいたずらも好きで、亡くなった後も周りの人達は
前田慶次なる人物はいたずらが好きだったと言っていたそうです。

いたずらが過ぎる例で有名なのが前田利家に仕えていた頃の
お風呂の話でしょう。
普段からの奇行な立ち振る舞いのお詫びにとお茶に呼び
前田慶次「今日は寒かったので、お茶の前にお風呂はどうですか?」
前田利家「それはありがたい」
前田慶次「良い湯加減になりましたと」
お風呂にいざなったそうですが実際は冷たい水風呂で
利家は物凄く怒ったそうです。
でも呼び出そうとしたときにはもう逃げ出していて
捕まらなかったみたいです。

文武両道の傾奇者
こんな人生ってありなんですか!?
こんな風に生きれたらどれほど良いか
羨ましくて仕方ないです。

ゆたかさって前田慶次そのものですよね。

無理やり繋げてみました。


こちらのイラストは
原作名 花の慶次 -雲のかなたに- 漫画原作者名 原哲夫さんに
お借りしています。






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