人の終わり

自殺するくらいなら何もかも辞めてしまえば良い

もともと、自分は自殺願望が結構強い人間でした。
何度か自殺しようとしたこともあります。

手首を切ろうとしたり、睡眠薬を飲んでみたり
どれも未遂に終わり今は元気に生きてますが。

自殺をしようとする人の感覚って
本当のところ死のうと思っているでしょうか?

今、自分のことを振り返ってみて思うことは
死にたいではなくて今の自分の置かれているところから
逃げたいだったような気がしています。

本当は死のうと思っているわけではないんです。
今の生活がしんどい、辛いだけで
それを終わらせたいだけ、それが死にたいと
なってしまうのかもしれません。

たった一歩なんです。
たった一歩間違えただけで
それが自殺へと向かってしまう。

仕事や人間関係において嫌だと思っているとき、
本当ならその先の道はいくつもあるはずなんです。

少しくらい休んでみるとか、一日くらいサボってみるとか
違う趣味を見つけるのも良いし旅行でもしてみるのも良いと思います。

なんだったら退職や転職を考えたって
本当のところ人は生きていくことは出来るのです。

自分が精神的にまだ追い込まれていないときは
こういう感覚は普通にあるんです。

人に心配をかけたくない、周りの人も同じことをしている、
途中で投げ出すのが恥、普通に生きるだけでもお金がかかる
今だけ頑張れば必ずなんとかなると

こういった考えが前を向いて歩く以外の道を
自分の中から少しずつ自分で消してしまっていくんです。

気が付いたとき目の前の壁は
到底乗り越えることの出来ない大きな壁となっています。
ほかの選択肢を自分自身で消してきた結果
周りにある沢山の選択肢が見えなくなっているのです。

それでも進まなければ生きていけないと感じ始めた時、
たった一歩を間違えて進んでしまう。

一番踏み出してはいけない一歩をえらんでしまう。
死にたいわけではないのに他に選択肢がないと思ってしまう。

ただ、そこから逃げ出したいだけなのに
逃げることが死ぬこと以外にないと
何故か考えがそこにだけ辿り着いてしまう。

自殺してしまう人は死にたいわけではなく
ただ今の生活を変えたいだけに過ぎないのかもしれません。

死ぬのではなく、そこから逃げてください。
死のうとして死ねなかった僕が今感じることです。

イラストはせんさんにお借りしています。

https://note.com/senhako


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