ALS 嘱託殺人
この病気にかかると最終的には歩行困難になったり、食べ物を飲み込むことが難しくなったり呼吸自体が弱まったりしていきます。
その一方で基本的には視力や聴力、
体の感覚は問題なく眼球運動の障害なども見られにくいと言われています。
全身の筋肉が使い物にならなくなっていく中で、
周りを見ることも聞くこともできる。
呼吸や食事は看病してもらわなければ出来ない状態だが、生きている事ははっきり分るのに自分の思い通りに動く事が出来ない。
全てを看病してもらわなければ生きていけないのに、自分の目と心がその生かされている事を
全てを理解している。
その中で生きて行くのは、
どれほど辛い事なのでしょうか?
その生活の中で自分の人生を終わらせたいと望むのは
悪行なのでしょうか?
人が人を殺せばどういう形であっても殺人には変わりありません。
法律上も日本は安楽死は認められていません。
(外国では認められている所もあります。)
しかし、全く何も出来ないのに生きていて、
その上で意識もはっきりしている人が
本人が死にたいと懇願したら?
その気持ちを慮って楽にしてあげたいと医師免許を持っている先生がその行動を起こす事にどれ位の罪があるのでしょうか?
先にも買いた通り日本では安楽死は
認められてはいません。
しかし今回この葛藤が嘱託殺人を起こした原因である事は間違いありません。
このニュースをみたとき、
もし自分がこういった病気になったら
或いは最も大切な人がこの立場になり、
自分に命をつなぐ事をやめて欲しいと懇願されたら
自分はどんな行動を取るのだろうと深く考えさせられました。
安楽死については今後考えていかなくてはならない大きな題材のように思います。
皆さんならどうしますか?
自分の最愛の人が命を繋ぐ方が
辛いのだと懇願してきたら。