さよならのラブソング - episode 16
ついこの間までここは桜の花でピンク色だったのに、今は真紅や黄色のカサカサした木の葉が風に舞っている。僕は毎日忙しない人の流れの中にいるのに、なんだかこんなにゆったりした季節の流れに置いていかれている気がするのはなぜだろう?
コンビニに着くと、弁当コーナーとホットスナックコーナーをウロウロしながら何を食べるか考えていた。数分店内を眺めた結果、煮込みうどんにしようと手を伸ばした。
その時。
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さよならのラブソング
800円
” …忘れないで。 …誇り高き時代があったことを。 …温かく優しい世界を。 ” ある日を境に見たこともない地図にもない島に来てしまった主人…
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