大人のローマ速報 イタリアの隔離生活から学べるものとは?
終わりの見えないかくれんぼを続ける
試合もない、情報もない、メルカートが近づいているのにどれも説得力に欠ける、そもそもフリードキンへのクラブ売却も中断していて、つまりローマという心のガソリンをぼくたちは失いながら厳しい生活を送っているわけです。
そんな緊急事態に大人のローマ速報では、ローマのファーストレディ、アムラ・ジェコがボスニアの雑誌に語ったコロナウイルス蔓延するイタリア隔離生活の様子をお伝えしたいと思います。これが必ずしもイタリア人の一般的な生活ではありませんが、この状況が続けば階級や業種に関係なく、終わりの見えないかくれんぼに突入します。誰もが制限された中で希望を繋いでいきます。アルゼンチン3部でプレーするルイス・アルメロンはこう言います。
「すべての選手が6ヶ月収入無しで暮らせるわけじゃない」
彼らとて、ボールを蹴らずにいつまでも自宅で映画を観て暮らせるわけではありません。ローマ速報は、ピッチから遠い今だからこそ、選手たちの私生活をフォーカスしていきたいと思います。彼らの生活から学べるものは多い。なぜならまだ日本は外出禁止にはなっていないのですから。
アムラ・ジェコ、家族との時間
コロナの影響で隔離されながら生活をしていますね。どのような一日なのでしょうか?
アムラ「私達が隔離される生活に飽きていると思うでしょうけど、実際には毎日忙(せわ)しないのよ。子供のために一日24時間、週7日過ごすことが重要で、そういった日常を特別な習慣に変えようとしているわ。うさぎも買っているから毎日ニンジンやキャベツを上あげたりしてる。この混乱の中で、普段なら気が付かない当たり前のことを有意義で重要だと感じようと努めているのよ。動物の世話を通じて、環境、周囲、特に家族への愛という重要なメッセージを教えたいの」
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