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≒HEAVEN(ニアイコールヘブン)の感想

GENERALDOGさん × マキNOTEさんのボイスドラマ『≒HEAVEN』(ニアイコールヘブン)を拝聴したので感想を。

いつも感想は感想ブログに入れているんですが、今回はネタバレ無しで感想は激ムズだと思い、というか私の感想は感情吐露型なのでネタバレ無しだとペラペラの紙よりも薄っぺらくなってしまいそうなので…。

(いつものやり方は感想ブログにぶちまけてネタバレ無しにまとめた形をツイッターに投稿してます)

イントロダクション

で、今回のニアイコールヘブン、一部web公開されていますが、

「個人的には」無料公開分は我慢して完全版を最初から聞くのをオススメします。個人的には、なので、一個聞いたら気になって全部きいちゃったぜ…な方もそれはそれでいいと思います!

私自身、最初に「homologue」を拝聴しましたが、「これは完全版を聞いた方がいいな…」と感じ、その次以降は聞かずに完全版を拝聴しました。

というのも、これを聞いただけではニアイコールヘブンの世界に入りきれないから。もう、最初からこの世界に浸かってほしいので、完全版を最初から聞くのをおすすめします。

私は副読本セットを購入したのですが、CDの収録時間は4時間45分。
「…ん?」私は最初目を疑いましたが、本編だけではないので。
長く思いますが聞いてればあっという間でしたよ。
声優さんの参加人数も、私が知る中では最多かなと思います。メリー・デッドエンドゲームでも18人なので(本作は23人…多いな…!)。メインキャラや幼少期キャラは聞き分けつきました。絶妙な声のバランスでしたね。

(訂正)知ってる中で最多は所属する箱庭S制作の「Leonino Vambino」でした(31人)、申し訳ないです。

副読本セットにしたほうがいい理由は、

①内容・セット価格を考えると安すぎる
完全版が1,000円、副読本は700円だけどセットだと1,500円。500円でこの冊子がついてくるのはすごい。(すぐ印刷費を考える人)

②紙だから”見ながら”ができる
見ながら作品を聞きなおしたりが可能。あとネタバレ感想で後述する内容をまじまじと見られる。ていうか装丁・デザインがプロでしかないのでぜひ現物を見てほしい。表紙がおしゃれ…!

ここで予告PVを


BOOTHのURL一覧

完全版+副読本のセット

完全版のみ(データDL版もあるよ)

副読本のみ

無料公開版の動画

無料公開版は我慢してと冒頭で言ったんですが、雰囲気を知っておきたいという方向けに一応。
いや感想読ませてくれよという方はスクロールしてください。

完全版には、無料公開版4つを含む7エピソードの他(完全版にあるのはプロローグ・中盤・エピローグ)、サイドストーリー等のネタバレコンテンツがあります。


ここからが感想!!

ネタバレしていくのでご注意ください。副読本の内容や、キャストトーク、サイドストーリーにもふれていきます。

prologue / notice

これは未公開のものですね。浅見さん演じる日神子の叫びが、すさまじかった。これ聞いた人は「ど、どうしたんや…!?!?!?!!」って動揺するはず。私はした。同時に、「黒川日神子」が、「十織に」何かを「した」のだと理解しました。それは物理的な行動という意味ではないです。そして、「あんたに似た」といっているので、「十織に」とはいいながらも、「十織に」ではないんですよね。この辺が分かるのは後半ですが。

日神子の叫びが辛い…この時に腕がもがれたんだな、とあとで理解。
日神子のキャラ絵のポージングすごくないですか?右腕、自然と見えないと思ってたらもがれてたんかい…めっちゃ痛いじゃん……。

浅見さんはキャストトークで見るからに悪役っておっしゃってたんですけど、こんなことになるとは思ってなかったですよ!!日神子についてはまたあとで。浅見さんのこういうドスの聞いた声やお芝居もいいですねぇ。好き。

十織役の美藤さんのモノローグは相変わらずきれいですね。きれいすぎて怖い。

episode 1 / homologue

騙された!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ねえ!!!!!!!!!!!!!結城ちゃん!!!!!!!君……キャラ紹介部分でも左端(最初)だし登場も最初なのにヴィランってどゆこと!??!?!ゲストヴィラン!??!?!?!なんじゃそりゃ!??!?!?!

本能のままに書きなぐってしまいましたが、みんな同じ反応をするはずです。しないとしたらその人はスタッフさんだ。いやでもタイトルで察する人もいるのかな…。

ヒロインなのかな~、「加入してがんばるぞ~」っていう子かな~、と思ってたらまさかすぎる犯人役でびっくり。黒月さん演じる結城ちゃん、どう聞いてもヒロインでしたやん…え…??

イヅカさん演じる萌月ちゃんが本当のヒロインなわけですが、まーたかわいいんですよねえ、この子が…。超かわいい。守ってあげたくなる。最後まで聞いた今だからいえるけど、十織が萌月をブランケットに招いたのってユキオミさんならそうするとかそういうのはともかく、かつての黒川姉妹に見えたのかなぁ。ユキオミさんにとっての黒川姉妹なように、十織にとっての萌月が。
(ユキオミさんの漢字は分かってますがあえてカタカナで書いています)

導入にふさわしく、十織のことやアウラのことが分かる回。私は一回聞いただけでは難しかったのでもう一回ききました。(読解力、来い…)

episode 2 / not hero

ここから未視聴でした。

epi2は祥平くんの回ですね。この子はどうなるのかな、と思ったんですが、ちょっぴり寂しい終わり方だったかな…。仕方ないとはいえど。仲間にいれてほしいところだけど、ずれてしまったから。ううん…。やっぱり寂しい。

祥平くんに仲間を傷つけられてるのに、ちゃんと認めるあたり、隆威くんは大人だなと思います。未成年にはみえない!(未成年らしい)

毎回、なんのアウラなのかを判断するときに手こずるというか、どう対処しようかってなるときが一番ドキドキするかも。このエピソードは登場キャラみんなの勢いが好きでしたね。

壱与ちゃんかわいすぎる。壱与と龍威の掛け合いがホント好きです。

episode 3 / blazed rain

これねえ…これないと「the Pandora」はなかなか理解するに難しい(あるいは、ある方が思考の整理がしやすい)内容だったと思います。個人的には。

和泉さんいい人そうなのにどうして、と思ってたんですが。やきころすってなかなか衝撃的なヤり方。しかも色盲って!聞けば聞くほど驚きました。なにげに(なにげに?)epi4の伏線もある、気がする…!epi5の伏線もありますね。(十織たちが気付くきっかけになる)

灯子さんかわいい!

自殺なんてなぁ……、和泉さん「だから」こうなってしまった気もする。本当は殺したくないし死にたくなかったかもしれない。

てかさ。肝心の斉木さんはどこにいるの?????表に出てこないあたりが、ま~~~巨大組織のボス!ってかんじですね…。(?)

永峰警部補はナイスです。

episode 4 / sympathize

これ一番好きなエピソードです!

初見で「目を見せてくれないかな…」とちらちら気になっていた村井士悠くん。副読本でちょっと目が見れて嬉しかった!みとせくんの低い声音もあってていい。

追われる立場となってしまう士悠くんは協力者である灯子さんの弟。みんながどう立ち回るのかな、と思って見守るような気持ちでいましたが、これもまた寂しい形に…。でも、「ネガティブ」に負けないようにと決意するのが救いだったな。

壱与ちゃんの「いただきまはぐぅ」がかわいすぎてここだけリピートしてしまった。言いながら食べるところがかわいい。おかわりを要求するところもめちゃかわいい。ここ癒しシーン…。

灯子さん、士悠とは義理の姉弟…でいいのかな、だとは思わなかった。連れ子か。となると、士悠が遠慮しちゃうっていうのもわかるかも。士悠を優しい子だっていっている場面も、分かる、優しいからこうなってしまってるんだよねとウンウンうなずいていた。

「君を助けたい!」「嘘だ」このやり取り親の顔より海外ドラマで見た。いやそんなこと(親の顔より)はないか。でも海外ドラマで見た。

このあたりでようやく気付くけど(遅いな)萌月ちゃんはリスナー代表なんだな…違ってたらごめんなさいだけど。

このエピソード終盤の十織くん、今までで一番優しい声な気がする。萌月ちゃんの怖かった、って、自分が攻撃されるかも、というのと、十織くんがもっとひどい目にあってしまうんじゃないかというのがあったのかなぁ。

姉弟の絆のようなものを感じられた上に十織くんと萌月ちゃんの関係性が沼でやばい…。灯子さんの「私達は待ってるからね」が優しすぎてうううう……。士悠くん、コントロールできるようになって、灯子さんとお母さんのところへ戻ってほしい…!!

この姉弟に刺激されたのか、隆威がお姉さんに連絡とってるのも、いい影響を与えたんだなって思う。こういう演出好き。

episode 5 / the Pandora

はいきました。ゲス(といっていいのかな)くてドスの聞いた美しく怖く破壊的で狂気的で本当は誰よりも愛にあふれている日神子さんの登場。(枕詞が長い)

プロローグ、そしてこのエピソードで存在感が凄まじすぎる日神子さん。サイドストーリーのロリ日神子さん&壱与ちゃんかわいすぎかよ!!!!

十織くんの少年期、結崎さんかな?と思ったらそうだった。

まさか日神子さんが龍威の耳をかむとはね…!こういうお姉さんタイプな浅見さんの声好きだぁ…。

萌月ちゃんかわいい。守りたい(何回目?)

れんげさん演じるタケダさん絶対いい人だ~~。萌月ちゃんのところに逃げてくる壱与ちゃんかわいい。もうみんなかわいい。

この回で十織くんのことが分かるわけですが、ユキオミさんを記録しているとはまさかすぎた…!!ユキオミは十織のために自殺、日神子が依存し父として慕ったユキオミを奪った十織に対しての思いはまさに愛憎か…。

日神子のいう「潰して潰して潰して砕くしかないの!」が悲壮感あふれててすごい…。

一回心停止した日神子だけど、壱与が蘇生させるの、感動エンドすぎる…。

日神子はユキオミのコピーだと言い切るのに対し、萌月は(推測だと前置きしたうえで)ユキオミの人格再生を止めたのは十織の意思もあるはずで、人格の再生を始めたのは十織。最後に残るものがあったら本物だ、偽物じゃないというのが、すごく、グッとくる。

ねぇ。龍威と壱与ちゃんくっついたりしません???????????
私はくっついてほしい。めちゃ応援する。

epilogue / place

日神子、眠り続けているというのが、いつか目覚めてほしいと願わずにはいられない。マキノさんのキャストトーク聞いて確かに、と思ったのが「また、待つ」というところ。5年前にあんなことがあっても、本当は待ってたのかな。帰ってくること。そして、こうなっても今、待つということ。待つことならできる、という意味でもあるのかなぁ。

アウラユーザーでも、人権が与えられて生活できていた「楽園」。そこから逃げるかわりに「自由」になれる。楽園と自由だとどちらがいいのだろう。

十織の「俺を利用した最大級の嫌がらせ」がユキオミらしい説明のようにも思えるし、十織らしい説明にも聞こえる。復讐、とか、恨みをはらす、とかいわないあたりが。

萌月ちゃんの料理食べたいなー!

ブランケットっていう言葉にも意味があるとは思ってます。

side stories

A cafe is closed
萌月が働き始めた時のこと。にぎやかで面白い!
嫌いなものを「ぶつぶつが出る」という壱与のいうことを信じて料理する萌月ちゃん優しすぎか。そして龍威があっさりばらして…の流れ。にこにこしてしまう。

B melancholy
灯子さんの話。チーズケーキをおいしそうに食べる灯子さんも、終始はなす灯子さんもかわいい。萌月ちゃんもかわいい。「今ちょっと壱与ちゃんにいじわるしたい気分なの」、「あ、龍威くんにもいじわるしたくなってきたなぁ~」が好きな台詞です。

C monkeys
まって、ニシハタくんイケメンすぎんか!?!??!?!(副読本)
びっくりしたイケメンすぎて。シャムさんぴったりじゃん。えっ、てかニシハタって確かepi5で運転…日神子が潰したあの…ああ……(両手で顔を覆う)
そしてひげ太郎さん演じるヨコザワくん、ホント面白くて好きです。しつこいくらいにバナナすすめてくるの面白すぎる。ホクロwww「いっ↑↑て~~」面白すぎて好き
怪我の具合を聞く龍威くん優しい。

D cafe is open
ロリ…ロリ日神子&壱与姉妹…かわいすぎ…お手伝いする二人かわいい。
ユキオミさん、っていうか、そういう設定なんだけど、ほんと十織と話し方同じだ。声が違うだけ。すごいなぁ。二人とも。(にいやさんと美藤さん)
ここでオムライスが出てくるのやばない…??
「呼びたいように呼んでいいよ、父親じゃなくても家族にはなれるから」
「じゃあ、いつか」
このいつかが来なかったのがンンンンン……(泣いてる)
iTunesだとこの後にプロローグトラックくるのやばすぎ…。

最後に

ということで、だだだーと駆け足に近い形で感想を書きました。

いや~~本当にすごかった。物語としてのボリュームとか、人間関係の沼さ加減とかいろいろ。

散々語ったのでここで話すことがなくなってしまった。

一番好きなキャラクターは壱与ちゃんですね!日神子も、最初に思っていたより(悪役だとしても)ずっとかっこよくて、愛にあふれていて、でも憎む気持ちもあって。日神子が一番「人間」みがあったように思います。それでいて、十織(≒ユキオミ)にはぶつけられないから他の似たものに、「いつか」を奪った相手を重ねて攻撃するのがなんかもう…寂しい…悲しい…。

副読本の年表がすごく分かりやすくて用語説明とかも堪能しました。

ではこのあたりで終わります。
読んでくださった方はありがとうございました!

GENERAL DOGさん15周年、
マキNOTEさん10周年おめでとうございますー!

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