週末の朝は

なぜだか6時くらいにパカっと目が覚めて、日曜日なのだから、もすこし寝てるような寝ていないような甘い時間を楽しみたくてベッドを出ずにいた。しかし、うとうともできず、ちぇっという思いでもそもそと起き出し朝食準備。

そして気がつく炊飯器の存在感。
いつも「御飯？できてますよ！」と熱々の炊きたてを抱えてドヤ顔しているようなオーラがあるのに、今朝はスーンと冷たい感じ。
あ、昨日お米研いでセットするの忘れたからか。

早炊きモードでも30分はかかるので、先にいぬの散歩に出かけることにした。
春の曇り空、風も冷たくてマフラーをしてくればよかったと思う。いぬはわたしはこのくらいがちょうどいいのという感じでスタスタ歩く。
いぬは多少拗ねたりすることはあっても、機嫌が悪いということが無いのですばらしい。

家に着いて、いぬがただいまー！と元気にリビングに入っていったが、立ち止まり、振り向いて、まだだれも起きてないよと言った。

すぐに手を洗って味噌汁の支度。
豆腐と若布の味噌汁に小ねぎをぱらり。おたまで味噌を溶いていると、炊飯器が「炊きたてでっせ〜！」と知らせてくれる。
お新香の代わりにきゅうりの塩もみをすりごまと胡麻油で和えたものを小鉢に入れる。やはり朝は卵を食べたいなと思い、フライパンにベーコンを敷いて卵を落とす。ついでに厚めに切ったトマトも乗せてオリーブ油をたらり。
鱈子があったはず。納豆も食べようか。

ふだん、バタバタな分ゆっくり食べられるのはなんともうれしい。
家族も起きてきて、テーブルにお皿を並べ出したとき、なにかにじっと見られてる気がする。

あーごめんごめん。朝ごはんだよね。一緒に食べよ。