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【asparagusのシンプル部活動 No.4 】部活動運営の軸は「練習試合」

僕は、今まで未経験の部活動の顧問をしてきた。
今もやったことのないバレーボール部の顧問として仕事をしている。
たくさんの失敗を繰り返してきたけど、それなりに経験も積んできた。

さて、そんな僕は、自分で「シンプル部活動」と銘打って、部活動の目的をたった1つに絞っている。

それは、

「努力するプロセスを体験させること」

これだけ。この目的達成のために、僕は部活動をしている。

前回のテーマは、目標は誰が決めるのか。詳しくは、以下のリンク先へ。

今回は次のステップへ。

目標が設定されたチームが、その目標設定のために練習を積み重ねていくのであるが、未経験の顧問が上手な指導が出来るはずがない。

僕は、これまでいくつも未経験の競技の顧問をしてきた。
そこで得た感覚がある。

それは、

「試合ほど練習になる練習はない」

ということ。

細かい技術指導が出来れば、じっくり練習時間をとっても良いが、そんなこと、未経験の顧問がいくらその競技を勉強しても一朝一夕で出来ない。

だから、僕は「練習試合」を部活動運営の軸にする。

まずは近隣校から。
ネットワークがないとか関係ない。

片っ端から学校に直接連絡をして毎週末どこかで練習試合が出来るようにお願いしまくる。

最初は

「えっ、あんた誰?」

って感じで対応されるから、ちょっと緊張するし、正直疲れる。

でも、1回かけてしまえばその次からは気軽に連絡できるし、お願いも出来る関係になる。
だから、最初のスタートダッシュが肝心だ。

僕は必ず、初心者で何も分からないということを相手校の先生に伝えることにしている。そうすると思わぬおまけがついてくることが多い。

・相手校の顧問の先生が、自分のチームだけでなく、僕たちのチームの練習もしてくれる。
・こんな練習をしたら良いよとアドバイスをくれる。
・「来週もおいでよ」「また○月にしようよ」と次の練習試合の約束をしてくれる。

学校の先生方は頑張ろうとしている先生に対して、本当に優しいし、支えてくれる。

もちろん練習試合をしているだけで、

・子どもたち自身が試合の中でぐんぐん成長する。
・自分自身で課題を見つけて、次へ向かうことも出来る。

僕の平日の練習のスタンスはこう。

「この前の練習試合でレシーブに課題があったよね。だから、今週はレシーブ練習を中心にして、来週の練習試合に臨もうな」

練習試合を部活動運営の軸にすることで、練習の目的がシンプルに伝わりやすい。
僕はこうやって明日からの部活動も運営をしていく。

公立中学校の部活動は複雑だ。

でも、それをシンプルに考えると楽になる。

今回は、

【部活動運営の軸は練習試合】

ポイントは

・最初は本当にしんどいけど、近隣校に片っ端から連絡して練習試合をお願いする
・練習試合を通して子どもたち自ら課題を見つけ出させて、それを平日の練習にする

ということ。

僕はこうやって日々の部活動を運営している。


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