合コンで出会ったのは高校時代のマドンナ
俺小山○○は、世間一般では一流大学と呼ばれる大学を卒業し、今現在は乃木商事という有名企業に務めている。
別にブラック企業という訳でもなく、出会いがあるような職場でもなく家と職場の行き来を繰り返す毎日を送っていた。
そんなある日
同期の中西さんが突然話しかけてきた。
中西:小山くん、ちょっといい?
○○:なんか分からないところでもあった?
中西さんが話しかけてくるとしたら事務連絡か分からないことを聞きに来るくらいだった
しかし今日は何か違う気がした
○○:場所変えようか?
中西:うん…
○○:それで話とは?
中西:一応確認だけど彼女いないよね?別に変な意味とかじゃないからね!
○○:わかってるよ笑 彼女いないよ笑
中西:あの…もし良ければなんだけど…
なんかこの展開…
デートとかに誘われるやつか!
いや変な意味はないって言ってたよな…
○○:ゴクリ
中西:合コンに一緒に来てほしいの!
○○:え?
中西:今度3対3くらいで合コンをやるってなって女子側が男子を連れてくることになって…
○○:なるほどね笑 それで彼女のいない俺を誘ったと…
中西:仲良い男子小山くんしかいないしお願い!
○○:まあいいけど、人数合わせにしかならないかもよ?初対面苦手だし💦
中西:全然大丈夫だよ!私も初対面苦手だし…
じゃあなんで合コンなんて企画したんだというツッコミは置いておいて、柄にもないけど合コンに行くことになりました
合コン当日
別に張り切っている訳では無いが集合時間の10分前に着いてしまった
誰かしらいると思ったが、まず誰の顔も確認してないので中西が来るまで集合できない
○○:(もっと遅く来ればよかった…)
中西:小山くん!待たせてごめんね💦
○○:全然大丈夫だよ、さっき着いたばっ…
隣にはどこか見覚えのある人が…
○○:池田さん?
中西:え、瑛紗のこと知ってるの?小山くんのこと知ってる、瑛紗?
池田: コク
○○:知っててくれたんだ!
中西:どういうこと?
○○:池田さんはうちの高校でマドンナ的な存在で俺が話しかけられるような人じゃなかったんだよ笑
池田:そんなことないぞ、小山くん//
○○:(照れてる…可愛い…)
男1:おまたせ!池田の同期の……
○○:乃木商事に務めている中西の同期の小山○○です!趣味はサッカーです、お願いします ペコリ
中西:小山くんは同期の中でもダントツの成績を残してるんだよ!
男1:すご!
男2:大学とかどこ行ってたの?
○○:××大学だよー
女1:私と同じだ!
○○:そうなんだ!仲良くしてくれたら嬉しいです ニコ
池田:…
○○:池田さんだよ ボソッ
池田:…はい!池田瑛紗って言います!趣味は……
男1:中西さんは歌上手いの?
中西:上手いかは分からないけど、歌うことは好きだよ笑
ガヤガヤ
居酒屋に来て1時間ほど経った
俺以外の男子が盛り上げているため場が静まることはなく合コンは進んでいるのだが
池田:…
池田さんだけは1人黙ったままです
○○:ちょっとトイレ行ってきますね
池田:私もちょっと行ってきます…
○○:池田さん大丈夫そう?
池田:何が…ですか…
○○:ずっと黙ってるからこういう場苦手なのかなって
池田:実は乗り気じゃなかったんです…女1ちゃんがどうしても出会いがほしいみたいで私たちで協力して合コン開くことになったんです
○○:そうだったんだ…俺も中西柄じゃないことするなって思ってた
池田:あと、小山くん来るって聞いて久しぶりに会ってみたかった//
○○:そうなんだ…(池田さんにそう思ってもらえて嬉しい)//
池田:あの…もし良かったらなんだけど…
○○:うん…
池田:2人で抜け出さない?
俺と池田さんは合コンを抜け出すことになった
おそらく女1さんは俺のことを狙っていたのだろう、ものすごい目を池田さんに向けていた
中西は池田との仲を知っていたのでものすごいノリノリで賛同してくれた
別の居酒屋にて
○○:じゃあ池田さん、乾杯!
池田:乾杯…
○○:池田さんは俺が来るってどこでわかったの?
池田:アルノから小山○○くんっていう子が来るって聞いて写真みてから確信したって感じかな…
○○:俺も誰か来るって知ってたらわかったのにな笑
池田:あと小山くん高校時代から有名だったし…
○○:そうなの?
池田:キャプテンではなかったけどサッカー部の中でも一番上手いって有名だった…
○○:そうだったんだ…知らなかった笑 池田さんも可愛くて絵が上手いって有名だったよ
池田:そんなことないぞ…//
○○:久しぶりに会って可愛い感じから綺麗な感じになっててびっくりしたよ!
池田:褒めても何も出ないぞ…//
○○:あと、俺が勝手に認知してただけだと思ってたけど池田さんが知っててくれたなんて知らなかったよ笑
池田:だって…はつ……相手だぞ ボソッ
○○:え?
池田:なんでもない// 小山くんなんか飲むか?
○○:じゃあ、梅酒にしようかな
池田:すみません!
そこから2人で高校時代、大学時代のことを話題に何時間も話し続けた
池田:高校のときは良かったよな!自由だったし!
○○:池田さん飲み過ぎだよ…
池田:小山くん、私は瑛紗という名前だぞ!瑛紗と呼べ!
○○:えー…
池田:瑛紗と呼べ!
○○:て、瑛紗//
池田:なに、○○?
○○:(急な名前呼びはずるい)//
池田:照れてるのか〜、可愛いな○○ ナデナデ
○○:やめろって//
池田:私はさ…○○のこと…
店員:ラストオーダーとなりますが、ご注文ありますか?
○○:ないです!先にお会計だけお願いします!
店員:はい!
池田:もう帰るのか〜?
○○:もう遅いし、ここでお開きにしよ
池田:なら送っていけ私の家まで!
○○:家知らないし…
池田:私が案内するから!
○○:わかったよ…
結局池田さんを家に送ることになった
池田宅
池田:帰ってきたぞ、我が家へ!
○○:ここまででいいね?
池田:ダメだ、今日は私と寝るのだ!
○○:えー…
池田:私をベットまで連れて行け!
○○:わかったよ…ほら肩貸すから…
池田:お姫様抱っこに決まってるだろ!
もう俺の言うことが通じるとは思わない…
黙って従うか…
池田:意外と照れるものだな//
じゃあこんなことやらせるな!
池田さんをベッドまで運んで寝かせる
正直ちゃんとご飯食べてるのかっていうくらい軽かった
ベッドに着いた瞬間池田さんは寝てしまった
○○:よし、これで帰れるか
池田:おい…○○…
○○:??
池田:好きだぞ… エヘヘ
○○:は!?!?
池田:スースー
なんだ寝言か…
まあ明日休日だし帰るのめんどくさいし床借りて寝るか
翌朝
池田:んー…どうやって帰ったんだけ…頭痛い…
なんとか家に着いていたのは良かったが、小山くんと飲んでいたところまでは覚えている
池田:とりあえず…顔洗お…
ドス
○○:痛…
池田:小山くん!?!?
○○:スースー
池田:なんで私の家に…まさかそういうことか//
しかし服が脱がされている跡は無い
池田:小山くんに限ってそんなことは無いよね…それにしても可愛く寝てる笑
ツンツン
ほっぺをつついてみる
○○:んー…やめろ… スースー
なかなか起きないところも可愛い
池田:よし!さすがに起こしてあげようか!小山くん!起きろ!朝だぞ!
○○:おはよう池田さん…
池田:送ってくれてありがとうな!
○○:俺の方こそ一緒に飲んだの楽しかったよ…池田さんってそんなに元気だったっけ?
池田:初対面が苦手なだけで仲良くなれば大丈夫なのだ!
○○:そっか笑 これから仲良くしてください、池田さん
池田:もちろんだよ、小山くん!
私は彼のことが高校時代から好きだった
もう高校時代の私じゃない
小山くんがどう思ってるか分からないけど、いつか想いを伝えられたらいいな…
to be continued…
今回のヒロインは池田瑛紗ちゃんでした!
書いていて楽しかったので今回のは中編っぽいですが、シリーズ化させるかもしれません!自己満になるとは思いますがよろしくお願いします🙇♀️
ご覧頂きありがとうございました!
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