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後輩ポジ
俺は高田○○、大学2年生
俺は大学生活を講義以外の時間をサークル活動ではなく、他のことに時間を使っている
1つ目は彼女である
俺にはクリスマス前に告白してくれた子と付き合っていて、今は週1でデートに行くほど仲がいい
そして2つ目はメインと言ってもいい、バイトである
俺のバイト先は居酒屋なのだが、女性の割合が高くシフトが被るほとんどの人は女性の人だ
彼女には少し迷惑をかけてしまっているかなって思うけど、彼女は快く受け入れてくれて優しい子だなって再認識する
??:ねえ高田くん!5番テーブルにこれおねがい!
○○:は、はい!
この人は遠藤さくらさん
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大学3年生で、キッチン担当なのにこの店の看板娘となっている
誰もが惚れてしまうのではないかというくらいの愛嬌で可愛らしい人だ
家の距離も近くたまに一緒に帰っている
遠藤:ねえ高田くん?
○○:はい?
お店の客足も少し落ち着いたところで、さくらさんが話しかけてきた
遠藤:高田くんはさお酒飲むんだっけ?
○○:まあ飲みますね…強くは無いですけど…
遠藤:今度先輩たちと飲みに行くんだけど来ない?私が仲良い後輩って高田くんしかいなくて…
○○:え!行きたいです!
これを機に色んな先輩といっぱい仲良くなれればいいな
そう思っていた…
飲み会当日
俺は集合の10分前にさくらさんに別の場所に呼び出された
○○:お疲れ様です、さくらさん!
遠藤:おつかれー、早速なんだけどさ…飲み会誘ったじゃん?
○○:はい…
え…これって2人でどこか行きましょ的な…
彼女いるから無理だな…
遠藤:飲み会終わったあとさラーメン食べに行かない?
○○:ら、ラーメン?
遠藤:うん、ラーメン
急に普通のことを言ってきて驚いた…
○○:いいですよ!
遠藤:でも大丈夫なの?彼女さんいるよね?
そういえばさくらさんにも言ってたんだっけ…
○○:いるの知って誘ってますよね?笑
遠藤:あ、いや、私からしたら高田くんは男女の関係のない友達…いや後輩って感じだから私の方は安心して
そこは友達でも良くないか?
まあラーメンに誘ってくれてるってことは仲良いと思ってくれてる証拠だよね…
○○:俺は大丈夫です!彼女からもバイト先の人ならご飯大丈夫って言われてるので!
遠藤:良かった…じゃあ1件目終わったあとに集合ね?
○○:はい!
照れ隠しで大きな声を出したけれど、上目遣いはずるいな…
飲み会も中盤に差し掛かり、周りの人を見ると普段よりも陽気になった先輩たちが談笑している
俺ももちろん酔っていたが、それよりも酔っていたのが俺の腕に抱きついている…
遠藤:ねえ…高田くん…
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○○:さくらさん…離れないと…
遠藤:こんなに可愛い先輩を引き剥がしていいのか!
○○:だ、ダメですけど…
ダメだ可愛すぎる…
でも俺には彼女が…
先輩:そういえばさ!この間の飲み会で全員のタイプの顔言い合ったよな!
遠藤:しましたね!
この人たちはなんて話をしてるんだ…
先輩:おい○○、お前はどうなんだよ!
○○:ええ…
来たこのキラーパス!
絶対今のノリ来ると思ったけど…
遠藤:どうなのさー
甘える子犬のような目と甘い声で俺に訴えかけてくる…ずるい…
○○:それはさくらさんです…
遠藤:え!私!嬉しいよ!
と言い抱きついてくる
○○:さくらさんやめてください…
俺には彼女が…
先輩:それで遠藤はどうなんだよ!
遠藤:わ、私ですか!
先輩:この間濁して終わったじゃねーか!
遠藤:私は…
先輩:○○はどうなんだよ!
遠藤:あ、いや、後輩って感じです…友達です…
よく言ったぞさくらさん!
先輩:そうなのか…まあ○○は彼女いるもんな!
○○:そうですよ!
遠藤:そうですよね…
なんやかんやでその場を切り抜けた○○でした…
先輩:2軒目どこ行く?
1次会が終わり全員でお店の外に出て話していたところ先輩がまとめてくれた
そんな中俺の隣には…
遠藤:○○くーん…
泥酔状態のさくらさんが俺から全く離れない
○○:あの…(先輩)さん…さくらさんやばいので俺家まで届けますね…
先輩:二次会行かないのか?
○○:このまま行くのもあれなので…さくらさんと最寄りも同じなので大丈夫です!
先輩:迷惑かけて悪いな、○○…
○○:いえいえ…
さくらさんの体調本当にやばそうだし、ラーメン食べに行く約束もしてたし…
最寄り駅に着きラーメン屋を探すことにした
○○:さくらさん、歩けますか?
遠藤:歩けるよ!ほら!
と言いながらフラフラのさくらさん
○○:もう…今だけですけど腕につかまっててください…
遠藤:ありがと、○○くん!
何故か知らないけどさりげなく下の名前で呼んでいるさくらさん
遠藤:ねえ○○くん!あそこの中華料理行こうよ!
○○:いいですよ!あそこの中華料理美味しいですもんね!
2人で地元の人行きつけの中華料理屋に行くことになった
遠藤:うまっ!
○○:良かったです笑
お酒を飲んだ後に食べるご飯はなぜこんなにも美味しいのだろうか…
誰かに論文を出して欲しいくらいだ…
○○:さくらさん、意外と味噌ラーメンとか食べるんですね!
遠藤:○○くんこそ醤油ラーメンなんだね!男の子だからガッツリ行くのかと思ってた!
○○:ラーメンだと醤油が1番好きですね…お腹壊しにくいので笑
遠藤:何その理由、おじいちゃんみたい…笑
さくらさんとのこうやってゆっくり話している時間が好きだったりする…
少し彼女といる時よりも居心地が良かったりする
遠藤:ねえ聞いてる?
○○:あ、なんでしたっけ…
遠藤:もう!
この少し怒った時にするプク顔も愛おしく感じる
○○:さくらさん!ご馳走様でした!
遠藤:お礼なんて…先輩だしここまで送ってもらったし?
○○:体調はどうですか?
遠藤:まあ少し酔っ払ってるくらいかな…
○○:良かったです!じゃあ帰りましょうか!
遠藤:うん!
いつも通り談笑して帰るのかと思ったけど、さくらさんは黙ったまま…
○○:あの…さくらさん…?
遠藤:あ、えっと…なにかな…?
○○:何かありました?ずっと黙ってるので…
遠藤:…
○○:…?
黙ったままのさくらさんの顔をまた問いかけるように覗き込む…
遠藤:あのさ…今日の飲み会で後輩というか友達というかって言ったじゃん?
○○:はい…
遠藤:あのさ…私たちってほんとに男女の関係とかないじゃん?
○○:はい…
遠藤:ていうことはさ…手繋いでも何も問題ないよね?
○○:いやでも俺には彼女が…
遠藤:そしたらこうやって一緒に帰ってるのは?笑
○○:アウトかもです…
遠藤:でも私たちは男女の関係がない…だから手も繋いでもいいよね?
○○:…
遠藤:無言は肯定と捉えます!
さくらさんの小さくて柔らかい手が俺の手を握る…
遠藤:ほんとに繋いじゃったね…//
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○○:やってきた本人が照れないでくださいよ笑
遠藤:もう…//
○○:後輩なんですよ?俺…
後輩ポジを利用するなら絶好のタイミングだと思う
遠藤:絶対周りの人に秘密ね…?//
○○:当たり前じゃないですか…
遠藤:今日あったこと全部だよ?
○○:はい…
遠藤:じゃあさ…
○○:はい…
遠藤:この後さ…「 ?」
○○:はい…
この日の夜、2人がどうなったのか誰も知らない…
fin
今回のヒロインは遠藤さくらちゃんでした!
○○とさくちゃんはこの後どうなったのでしょうかね…まあ皆さんの想像におまかせします…
皆さんお酒を飲む時は適切な量を楽しんで飲みましょうね!
ご覧頂きありがとうございました!
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