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高校時代のマドンナはハロウィンコスを見せたいようです


の続編です!





今日終業後に告知があるらしくオフィスに残るように言われた

定時上がりしたいのに…


中西:おつかれ、小山くん


○○:おつかれ、中西


中西:告知ってなんだと思う?悪いことじゃないよね…


○○:いい事だと信じたいよ…


秒針が18:00を指した


上司:みんな集まったかな?


男:集まってます!


上司:じゃあ早速本題に入るな


○○:(面倒くさいことじゃないといいな…)


上司:10/31はハロウィンなのだが、うちの部署はハロウィンパーティーをすることになった!


め、めんどくさ!

この世の中でそういうパーティー的なやつが俺は一番嫌いなんだ…


上司:もしかしたら他の部署と合同でやるかもしれないが、全員コスプレをするように!


コスプレまでやらせるのかよ…

パワハラで訴えたら勝てるレベルの大問題だぞ


上司:招待したい人がいたらしてもいいぞ!


こんなパーティーに乗り気なやつなんて1人もいないだろ…


中西:ハロウィンパーティーだって!楽しみだね、小山くん!



なんでこいつ乗り気なんだよ…


○○:醜態晒すだけだぞ…


中西:小山くんもバッチリ決めてきてね!


○○:その日だけ風邪で休もうかな…


上司:小山、お前だけはその日休ませないからな笑


○○:はい…(聞かれてたか…)


10/31が命日になることを察した○○でした…






私はアルノに呼び出されてハロウィンのことについて話を聞いていた…




中西:っていうことがあってさー、瑛紗も来ない?


池田:わ、私はコスプレするの嫌だぞ…


中西:でも小山くんのコスプレ見れるんだよ?


池田:ま、○○のコスプレ…//


想像するだけでもかっこいいんだろうなって思う…


中西:さらに瑛紗は小山くんのこと好きなんでしょ?


池田:そ、そんなことはないぞ…//


中西:もう無理でしょ笑


池田:ぐうの音も出ないぞ…


中西:知らないところで小山くんがほかの女と話してるのとか想像してみな?さらにハロウィンの日に


心がモヤッとする…


池田:い、嫌だぞ…


中西:取られたくなかったら、とびっきりのコスプレして小山くんのこと虜にしよ!


池田:う、うん…//


中西:よし!早速コスプレの衣装買いに行こ!


池田:アルノ、待ってーーー


こうして私はハロウィンパーティーに参加することになりました…






ハロウィン当日



俺はどんな格好をすべきか分からず、同僚に相談しハリー○ッターのコスプレをすることになった


○○:(この格好結構恥ずい…)


中西:元気か、ハリー!


○○:俺はハリーじゃ…って瑛紗も来てたのか…


池田:ど、どうも…


中西は警察官、瑛紗はメイドのコスプレをして来たらしい


○○:2人とも似合ってるぞ


中西:ハリーも似合ってる笑


○○:笑ってんじゃねーぞ、中西


池田:あ、ありがと// ○○もハリー○ッターのコスプレ似合ってるぞ…//


○○:ありがとな、瑛紗 ニコッ


池田:…//


中西:なかなかやり手だねー、小山くんは笑


○○:なにがだよ…





上司:じゃあ早速始めようか!


上司の掛け声とともにハロウィンパーティーは始まった

同僚と会話を楽しむ人もここに出会いを求める人もそれぞれの楽しみ方をしている

そんな俺は


○○:(やっぱり端っこが落ち着くな…騒がしいの得意じゃないし…)


端っこで静かに時間が過ぎるのを待っていた



中西:あの、××さん!あっち話しませんか?


中西の意中の男はあの人か…

かなり仕事ができると聞く2つ上の先輩である

○○:(結構なチャレンジをしてるんだな…中西は…)


??:あのー…小山さんですか?


○○:そうですけど…


中西の動向を観察していると後ろから話しかけられる


一ノ瀬:私受付を担当してる一ノ瀬美空っていいます!


○○:俺は小山○○です


一ノ瀬:知ってますよ!私たち同期の中では有名ですよ!


○○:そ、そうなんですね


一ノ瀬:すこし端っこで話しませんか?


まあ断る理由もないし…


○○:いいですよ、行きましょうか


一ノ瀬:はい!





パーティーが始まって1時間ほどが経った

さっきまでアルノと行動してたけど、アルノは気になってる人のところに行ったようなので私は○○のところに行こうと思っていた


池田:(○○どこ行ったかな…)


端っこにいる○○を見つける


池田:○○!探した…ぞ…


呼んだはいいものの隣には可愛らしい女性がいて楽しそうに話していた…


一ノ瀬:小山さん、コスプレ似合ってますね!


○○:同僚に選んでもらったんですよー


○○は違う人と話してるしちょっと待つか…

いや、ダメだ

私はもう高校のときの後悔はしないって決めたんだからここで引いちゃダメ!


池田:ねえ、○○!


○○:瑛紗じゃんか、どうした?


一ノ瀬:この方は…


○○:こいつは…


池田:○○、こっち行くよ!


○○:ちょ、急に引っ張るな!//


多少強引にでも○○を移動させる


○○:瑛紗!瑛紗ってば!


池田:ご、ごめん…急に…


○○:まあいいんだ…ちょっと困ってたし…助かった、ありがと! ニコッ


池田:べ、別に助けたわけじゃ…//


○○:助かったからいいんだって笑


池田:や、優しすぎるぞ//


○○:そうか?笑


コスプレのせいか普段の○○と違う雰囲気に調子が乱される


池田:わ、私は…○○に他の人と話して欲しくなかったんだ…//


○○:はっ!//


池田:お、驚きすぎだぞ!// さらに…


○○:さらに?


池田:このコスプレだって○○に見て欲しくて着てきたんだぞ…//


○○:そ、そうだったのか…//


池田:わ、私なに言ってんだろ…ごめん、ちょっと席外すぞ!


○○:待て、瑛紗!


池田:なに?


○○:さっきは言えなかったけど瑛紗も似合ってるよ、コスプレ…//


池田:なっ!// 急にそんなこと…


○○:あと今は瑛紗のコスプレ他の人に見てほしくないかも…


池田:な、なにいってんだ!//


○○:なにそんなに照れてんだ? ニヤニヤ


池田:なにってもう知らないぞ!


なんでこいつはこんな鈍感なんだ…自分の発言の意味をわかってないのか…


○○:待て!1つお願いがある…


池田:な、なんだ…


○○:記念に写真撮らないか?


池田:う、うん…//


○○:俺写真撮るの苦手だから撮ってくれ


池田:わ、分かったぞ


どういう風の吹き回しか2人で写真撮ることに…


池田:と、撮るぞ…


○○:おう


池田:もっと近づいてくれ、入ってないぞ


○○はグッと肩がくっつく程の距離まで近づく


池田:そ、そこでいいぞ//


○○:なに照れてんだ笑


池田:うるさい!もう撮るからな…


カシャッ


○○:ありがと、瑛紗!このあとのパーティーも楽しんでね?


池田:う、うん!ありがと!


○○:じゃまた今度!ご飯でも行こうな! フリフリ


池田:ばいばい!


中西:どうでした、瑛紗メイドさん


後ろからアルノが話しかけてくる


池田:びっくりしたぞ、アルノ…


中西:なにか起こった? ニヤニヤ


池田:写真を一緒に撮ったぞ…//


中西:私も撮ったけど…


池田:え、じゃあ私だけじゃなかったのか!


中西:そういうことになるね…


池田:1人だけ思い上がってたのが恥ずかしくなってきた…//


中西:まあそういうときもあるよ…はあ…


池田:アルノはどうだったんだ?


中西:いやそれがさ…




一ノ瀬:小山くんとあの人は…お似合いだし諦めた方がいいかな…


○○:たくさん写真集まってる!パーティーって結構いいものなのかもな…


アルノが悩みごとを抱えてる中、葛藤する初登場の美空と呑気に楽しんでる○○でした…




to be continued…





『高校時代のマドンナシリーズ』の続編です!

ハロウィンとこの作品を何とか結びつけようとするとこういう設定になり、やはり相互性をつけるのは難しいって感じますね…

ご覧頂きありがとうございました!

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