
カフェで大学生と仲良くなりました
僕須坂○○は乃木坂大学付属高校の3年生です!
夏まで部活をやっていましたが、今は受験に向けて猛勉強中です。僕は予備校に通っていないし家で勉強するのも集中できないので近所のカフェで勉強するのが日課になっています。
カランカラン
店長:いらっしゃいませ、須坂くん。カフェラテでいいかい?
○○:おはようございます!今日もカフェラテでお願いします🙇♀️
店長:今日も勉強頑張ってね
○○:ありがとうございます!
○○:(よし!今日も頑張るぞー)
大きな伸びをしてから英語の参考書に取り掛かる
2時間ほど経っただろうか
○○:(少し休むか…)
本日2度目の大きな伸びをする
○○:(休んだし、再開するかー)
??:あのー…

○○:はい?
??:相席いいですか?
僕はいつも2人席を1人で店長に許可をとって使っている。
周りを見渡すと
○○:(他の席全然空いてるんだけど…)
でも、断るのもなんだがタチが悪いような…
まあ、今日くらいはいいか
○○:…いいですよ!
??:やった!ありがとうございます!

○○:いえいえ、全然大丈夫ですよ
大きな目に可愛い笑顔、どこかフワフワとした雰囲気を纏ったこの方は誰なんだろう
相席を許可したものの、彼女の香水のせいかどこか上の空な僕
○○:(それにしても…可愛いな…)
??:どうかしました? ニコッ

○○:いえ//なんでもないです//
見てたのバレてたの恥ずかしい//この人のこと少し知りたいかも…
○○:(もう13時か…)
○○:そろそろ休憩しますか?
??:はい!そうしましょう!
○○:僕はお昼はここで食べるんですが…えーっと…お名前伺ってなかったですよね…
??:たしかに!私川崎桜って言います!大学2年生です!
○○:僕は須坂○○っていいます、高校3年生です!僕の方が年下なので…敬語で話しますね
川崎:全然タメ語でいいんだよ?私から話しかけたんだし!
○○:急には…話していくうちに変えられるようにしますね💦
川崎:えー、タメ語にしてよ… プク

○○:(拗ねてるのも可愛いな//)
顔に出ないように焦る○○でした…
○・川:いただきます!
川崎:高校3年生ってことは受験生?
○○:はい!そうです!
川崎:じゃあ、勉強の邪魔しちゃったよね?ごめんね💦
○○:全然大丈夫ですよ!川崎はどこの大学に通ってるんですか?…嫌なら全然言わなくても大丈夫ですよ?
川崎:乃木坂大学だよ!須坂くん、そんなに気使わなくていいよ笑 優しいんだね〜
○○:全然そんなことないですよ…僕乃木付なんですよ!
川崎:じゃあ、編入試験の時期なのか!私も乃木付だったんだよ!
○○:そーだったんですね!もしよろしければ、編入試験について教えてもらってもいいですか?
編入試験、大学生活、乃木付の話をしていると桜さんが帰る時間になった
○○:桜さん、今日はありがとうございました!
川崎:こちらこそ、お話ができて楽しかったよ!
○○:(これから話せないってなると寂しいな…よし!)
○○:あの!
川崎:??
○○:連絡先交換しませんか?
川崎:ぜひ!桜も須坂くんと話してて楽しかったし交換したいって思ってた!
○○:(そんなこと思っててくれたんだ//)嬉しいです//
川崎:じゃあ、またね フリフリ

○○:(最後まで可愛かったな…)
カフェで桜さんと会ってから3ヶ月が経ち、もう12月になった。
桜さんとは最初は連絡していたものの、連絡が途切れてから2ヶ月ほど経っていた。
僕の編入試験は無事合格し、志望していた学部に特待生で行くことができた。桜さんがテストの形式などを教えてくれたことも1つの要因であった。
その連絡もしたいしお礼もしたい。
○○:(桜さんになんて連絡しよう…急に連絡してもな…)
彼から連絡が2ヶ月連絡が来ない。
この二ヶ月間、須坂くんのことをずっと考えていたし会えないし連絡ができないだけで寂しく感じた。
川崎:(須坂くん、何してるかな…)
一ノ瀬:なんか浮かない顔してるね

同じ学部の一ノ瀬美空ちゃん、高校の時からの同級生です。
川崎:なんでもないよ💦
一ノ瀬:そしたらそんな顔にならないって笑
私はみーきゅんにこの須坂くんのことを全て話した。
一ノ瀬:カフェで話して…連絡先交換して…連絡でき
なくてモヤモヤする… ボソボソ
川崎:みーきゅん?
一ノ瀬:それってもう運命じゃん!
早く会いたいって連絡すればいいじゃん!
川崎:でも須坂くん受験生だよ?
一ノ瀬:私たちのときはもう試験終わってたじゃん!クリスマスデートいきなよ!
川崎:えっ//そんなの無理だよ//
一ノ瀬:絶対行かなきゃ後悔するし、そんなにいい人なら先越されちゃうかもよ? ニヤニヤ
川崎:それは嫌だ!桜、連絡するよ!
一ノ瀬:それでいいんだよー(桜、頑張って♡)
12月ももう折り返し地点を迎え今年も残り少しとなった。2学期末試験も終え3学期の登校もほぼないため、登校日数も残りわずかとなった。
○○:(もうこの高校に来るのも何回あるかな…大学生になるまであと4ヶ月かー…そういえば桜さんとはもう連絡も取ってないし…)
思春期ならではの期待や不安を感じ、物思いにふけていると
ブー
○○:(あいつら(クラスメイト)から遊びの誘いか…?)
川崎L:『久しぶり!試験の方はどうだったかな?もし良ければまたあのカフェに集まって結果教えてくれないかな?』
○○:(桜さんからだ…卒業生だから試験の時期とか知ってるのか)
○○L:『お久しぶりです!僕も色々お話したいので一緒にカフェ行きたいです!』
川崎:久しぶり〜

○○:お久しぶりです!とりあえず席取りましょうか?
久しぶりに会う桜さんは以前よりも可愛さが増しているような…少し緊張する…
店長:須坂くん、久しぶり!いつものでいいかい?
○○:はい!ありがとうございます
川崎:私も同じやつにしようかな〜
○○:店長!カフェラテもう1つお願いします!
店長:席に持っていくから座ってていいからねー
○・川:…
長い沈黙を破ったのは桜さんの方だった
川崎:試験の結果はどうだったの?
試験のことを全て話した。桜さんが教えてくれたところが出たとか特待生で入学できることとか…
川崎:なんで教えてくれなかったの? プク
○○:すみません💦合格したのはいいもののなんて連絡すればいいか分からなくて…
川崎:気使わなくていいのに…桜、須坂くんのことが心配だったんだよ? ウル
○○:ほんとにすみません…
川崎:須坂くん、クリスマス空いてる?
○○:空いてますけど…
川崎:桜と一緒に出かけてくれたら許してあげる//
○○:えっ…ぜひ行かせてください!
…でもここで1つ言わせてください!
川崎:??
○○:桜さんのおかげで試験に受かったり特待生になったりすることができました!ほんとにありがとうございます!
川崎:そんなのいいんだよ//
クリスマス
○○:(この駅集合でいいんだよね…)
川崎:須坂くん!こっち!

○○:お待たせしました!桜さん!
川崎:桜…ボソッ
○○:なんか言いましたか?
川崎:桜って呼んで欲しい//
○○:…はい、分かりました//
川崎:あと手繋ご…//
○○:はい…//
今日の桜さんは積極的なような気がします。
○○:(桜さんほんとに可愛いな…褒めた方がいいよね…口に出した方が喜んでくれるはず)
○○:桜さん、私服めちゃくちゃ可愛いですね//
川崎:嬉しい//けど…桜って呼んでね!
○○:分かりました、桜さ…桜//
川崎:須坂くん、照れちゃって可愛いね♡
赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットに行ったりご飯を楽しんだりしていたら気づいたら夜になっていた。
帰り際横浜の夜景を見ながらみなとみらいを散歩していた。
川崎:今日楽しかった…ありがと!
○○:僕も楽しかったです!
川崎:そういえば…なんで今日だけじゃなくてずっと1日しか話したことない桜とLINEとかデートとかしてくれたの?
○○:なんで…ですか…難しいですね笑
○○:ただ1つ言えることは…
僕は桜のことが誰よりも好きってことです…
川崎:えっ//桜もさ、須坂くん…○○くんのことが好き!大好き!
○○:嬉しい//…僕と付き合ってくれますか?
川崎:うん!よろしくね!大学で待ってるから…他の人に目移りしないでね♡
○○:絶対大丈夫です!
桜…大学で待っててね? ニコッ
川崎:うん//
fin
アスパラです!
今回のヒロインはさくたんです!
今回の作品に関わらずなのですが、テーマやタイトルを決めてから作品を作ることが多くそこから話を展開することにとても苦戦しています💦
特に前回の『はなむけ』はある曲から想像した作品であったので、構成も悩みました。結構な力作ではありますが、今度はセリフ無しの作品にもチャレンジしてみたいと思っています!
これからも多くの読者さんに見ていただけるように更新していきますので、スキとフォローよろしくお願いします🙇♂️
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ご覧いただきありがとうございました