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高校時代のマドンナは発熱したようです

の続編です!






あの日の合コンから3日経った俺はいつものように出勤していた


○○:(今週も頑張るかー)


中西:おはよ、小山くん!


○○:おはよ、中西ー この間は誘ってくれてありがとなー


中西:あの後どうなった?なんか起こった? ニヤニヤ


○○:池田さんが酔いすぎて早く帰ったよ笑


中西:家に泊まったって聞いたけど? ニヤニヤ


○○:心配だからついてって床借りて寝ただけだよ


中西:つまんないのー…でも、瑛紗とは仲良くなれそうなんでしょ?


○○:まあ、そうだな


中西:うんうん…良かった良かった!


○○:なにがだよ…





いつも通りに9時に始業し、いつも通りに働き、18時に終業する

そんな生活が続き、合コンで再会した池田さんと会う日なんて1日もなかった




そんなある日…



中西:ちょっと小山くん、お願いがあるんですけど…


○○:この間は楽しかったけどもう行かないよ?


中西:そのことでは無いから安心して笑 でも瑛紗関連の話ではあるかなー


○○:なにかな?


中西:今日瑛紗が高熱出ちゃったっぽくて看病行ってくれないかな?私この後外に出なきゃ行けなくて遅くまで帰れないんだー…


○○:あー…


俺も仕事あるんですけどー



中西:今俺も仕事あるんですけどって顔したね?


○○:そ、そんなことないよ💦


中西:今××先輩に聞いたら小山くんの仕事で、今日締切のものがないから言っていいって言ってたよ


○○:えー…


××先輩はなんで俺の仕事把握してるんだよ…

まずどうやって説得したんだよ…友達を看病するだけじゃ退勤させてもらえないだろ


○○:まあ、どうやって交渉したのかは知らないけど行くよ


中西:ほんと!じゃあ早く彼女のところに行ってね!


○○:お前!先輩に彼女ってせつめ…


中西:ほらほら、行った行った ニヤニヤ


あいつやりやがったな!

これからどうやって誤解を解いて行けばいいのか…





とりあえず池田さんの家に向かうことになった

インターホンを押せばドアを開けてくれるというが起きているのか?

合コンのときに連絡先を交換したので、池田さんに一報を入れておくことにした


○○L:『中西が仕事で看病しに行けないので俺が代わりに行きます』


池田L:『アルノから聞いています 待っています』


中西から連絡は入ってたみたいなので一安心


○○:スーパーでも寄っていろいろ買っていくか






池田:熱い…


今日は仕事だったのですが、発熱したせいで出勤することができず家で寝ていました


ブー


アルノに連絡を入れて、体調不良のときに必要なものを届けてもらおうと思っていたのでその返信だろう


中西L:『ごめん!今日わたし夜遅くまで仕事なんだよね…』


そっか…みんな仕事だから仕方ないよね…


池田L:『そっか!忙しい中ごめんね💦』


中西L:『その代わりと言ったらなんだけど小山くん派遣するから!異論は認めないよー』


こ、小山くんがこの家に!

どうしよ、化粧もしてないし部屋も汚い!掃除しないと…

まあ、そんな気力も起きず


池田L:『ありがとう!』


明日の仕事のためにもゆっくり寝て、小山くんを待つとするか…





○○:ほんとにインターホン押したら出るんだよな?


ピンポーン


ガチャッ


池田:来てくれてありがとう…


今にも倒れてしまいそうな真っ青な顔で鍵を開けてくれた


○○:全然大丈夫だけど…とりあえず池田さんはベッドで寝ててね


池田:うん…


池田さんはベッドに向かい、俺は池田さんの看病のために準備をする


○○:熱はどのくらいあったの?


池田:38.6℃くらい…


○○:そっか…食欲はある?お粥とかなら作るけど


池田:お願いします…ほんとに迷惑かけてごめん…


○○:気にしないで大丈夫だよ ゆっくり寝てていいからね? ニコッ


池田:うん//





○○:お粥できたよー


池田:ありがとう…


○○:自分で食べられそう?


池田:ちょっと無理かも…食べさせて欲しい//


○○:うん//


ちょっと弱ってる池田さんに可愛いなんて思うなんてことはあっていいのか…


○○:はい、あーん//



手が震えて上手く食べさせてあげられるかな

池田さんの潤った唇を見てドキドキしてしまう


池田:あーん…おいひいぞ//


○○:熱くないか?


池田:大丈夫だぞ…



お粥も食べ終わりあとは寝るだけとなった



池田:お粥まで…ほんとにありがと…


○○:ゆっくり寝ろよ、ゼリーとか冷蔵庫に入れてあるからそれ食べていいからな


池田:帰るのか…


○○:うん…帰るけど…


池田:いっ…てほしい//


○○:え?


池田:一緒にいて欲しいぞ//


○○:え//


池田:ダメか?//


○○:今日だけだからな…//


池田:手も繋いでほしい//


○○:はいはい…


ギュッ


池田:あたたかいぞ//


○○:ゆっくり寝ろよ ナデナデ


池田:うん…へへへ//





池田さんが寝てから30分ほどが経った

池田さんは寝顔も可愛くて、やはりマドンナ的存在なんだなって再認識する


池田:んー…○○ー…


○○:ビクッ


なんだ急に…また寝言か?


池田:○○は優しすぎるぞ…へへへ


褒められるなんて素直に嬉しいな…


○○:瑛紗…早く元気になれよ…






池田:んー…今は何時だ…


私が起きるときには外はすっかり日が落ちていて時計の針は19時を過ぎていた

自分の横を見ると看病をしてくれた小山くんが仕事看病に疲れてしまったのか寝落ちしていた

小山くんのおかげで熱も微熱程度に下がっていて明日には仕事にいけるくらいには回復した


池田:ありがとうだぞ…○○//


チュッ


池田:今回だけは特別だぞ…// ボソッ


頑張ってくれた小山くんには他にもご褒美をあげようかな…






○○:今…何時だ…


既に20時を回っていて、俺は疲れきって寝落ちしてしまっていたらしい

○○:やば!帰らないと!


池田:ストップだぞ、少年!


○○:池田さん!体調は大丈夫なの?


池田:今は37.0℃を下回ったぞ!


○○:それなら良かったよ…治ったなら俺はお暇させてもらうねー


池田:だからストップと言ってるのだ!


○○:??


池田:今日はご飯を小山くんにご馳走してやる!


○○:そんな悪いよ…体に障るよ?


池田:もう作り終わってる!


○○:なら…いただこうかなー





○・池:いただきます!


池田:味どうかな?


○○:美味いよ、池田さん!


池田:嬉しいぞ//


○○:毎日作ってほしいくらいだよ笑


池田:え//


○○:別にそういう意味じゃないからな!//


池田:私は準備できてるぞ…// ボソッ


○○:なんか言った?


池田:なんでもないぞ//





○○:そう言えばなんで体調崩してたの?


池田:合コン行ったあとあたりから仕事が忙しくなっちゃって…


○○:疲労で熱出たってこと?


池田:そう…


○○:ほんとに…大変だったら連絡してくれればいいのに…次からは相談しなよ? ニコッ


池田:ありがとうだけど…ほんとズルいぞ…//


○○:体調崩したときでもつらいときでも連絡してきていいからな!


池田:うん!ありがと!





○○:お邪魔しましたー、また今度ご飯とか行こうよ!


池田:そうだね!互いが体調気をつけましょうね!


○○:そうだな!



無事看病を終えた○○でした…





翌日



○○L:『中西ほんとにごめん!俺も風邪引いちゃった💦』


瑛紗の次は小山くんかい…

2人で何してたんだ笑

○○は看病のせいか瑛紗のあの行為のせいか3日ほど休みました



fin




今回のヒロインは池田瑛紗ちゃんでした!

『合コンで出会ったのは高校時代のマドンナ』の続編です!たくさんの方からいいね、スキをいただいて私自身も書いてて楽しかったので、シリーズ化(?)しました!次作も近いうちに投稿したいと思います!

ご覧いただきありがとうございました!

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