ICL断念 そのワケは。。。
私は中学生の頃からコンタクトと眼鏡の生活を送ってます。
45歳になり、今さらながら『裸眼がいいなー』と思い立ちICLの手術をしようと決断。
【裸眼になったらいいこと】
・目覚めた瞬間から時計の針が見える
・コーヒー飲んで眼鏡が曇ることがなくなる
・眼鏡のレンズに雨の雫がつく不快感がなくなる
・綺麗な海に潜れる
・Tシャツ脱ぎ着の際の眼鏡の脱着の手間なし
・温泉もサウナも快適に過ごせる
・コンタクト洗浄の手間もなくなる
・コンタクト代も削減
・コンタクトによるドライアイも解消
いいことばかり。
まずは品川近視クリニック(福岡)にて無料診察の予約。
私の場合日帰りで行ける距離に住んでいないので、当日手術翌日検診を想定して、事前にビジネスホテルも予約しました。
診察当日
検査
10時から診察が始まり、視力測定から始まり眼圧や角膜の厚さ角膜と水晶体のスペースの測定その他特殊な検査機器で2時間ほどで全ての測定が終了。
どうやら私の眼は
ICLで眼内にレンズを入れるスペースが狭いので厳しいとのこと...
*私の前に診察を受けていた人も同じことを言われているのが聞こえたので、もしかしたら...そもそもここのクリニックではICLはやらないのではとも感じました。
その後『レーシックならできますがどうしますか?』と一見自然にも思える違和感を感じる誘導。
高い交通費をかけて宿まで予約してきたのだから
本命のICLでなくてもレーシックの説明を聞いてみたいと思いました。
説明
清潔感のある綺麗な女性スタッフがプランの説明をするのですが、『ICLは難しいけれどレーシックなら可能です』と診断結果の数字を示しながら説明を続けます。
私の眼は角膜が若干薄いので『角膜強じん化』のオプションが付いた6つの手術プランの中から少し割高の手術を提案してくるのです。
価格などが記載された手術プランの表をみると『角膜強じん化』のコースが
真ん中にかつ目立つように色分けされたものになっているんです。
何がいいのか判断がつかない状況の私は、言われるがままそのコースを選んでいきます。
65万円だったと思います。
その後少し迷っている私を見て、保証期間を短く(3年に)するプランを提案してきました。
これにより55万円になるとのことでした。
この時の私は、すでに80万円近くする最上位プランも紹介されているため金銭感覚が鈍っている状態です。
55万円ならレーシックをやろうと心が動きた始めた私に対し、女性スタッフは丁寧にレーシックをすることへの問題点(ドライアイ、夜間の見えづらさ、視力戻り、老眼による眼鏡の必要性などなど)を説明してくれました。
どの問題も個人差があり、やってみた人にしかわからない領域の話なので判断が難しいものです。
遠くを見えるようにしたというのが一番の目的ならそのリスクは許容範囲内のものであると感じました。
そして、言われるがままより安全に手術を受けるために『遺伝性角膜混濁』の遺伝子検査(別途1万円)を受け、いざ担当医師と最終問診へ。
*ちなみに実績と経験豊富な医院長にすると別途3万円がかかるとのことでした。
医師との問診
40代くらいの物静かな医師
淡々とした口調で再度最終の説明をし目のチェックをしました。
あくまで私個人の感想ですが、医師には全く覇気が感じられませんでした。
何気ないことですが途中ボールペンを落としたこともものすごく違和感を感じました。
遠方から期待を抱いてやってきて、ホテルまで予約して、3時間超にも及ぶ検査診察を受けいよいよ視力を手に入れられる直前。
医師からの強烈なひと言
『レーシック手術後からほぼ確実に老眼生活が始まります。』
45歳で今は老眼の自覚症状のない状態。
55万円の出費と術後のリスクを背負い
遠くの視力を手に入れられる代わりにほぼ確実に近くの視力を失う...
裸眼生活がしたいのに結局老眼鏡を持ち歩く日々が始まる無意味さ。
眼の手術を受ける目的は『快適な裸眼生活の実現』
そのために近視を矯正することは手段でしかないことに気が付き、結局手術をすることを断念しました。
まとめ
・違和感を感じることは無理やり実行しない。
・そして今あるこの状態に感謝する。
まさに【足るを知る】ですね。
自分の価値観を感じるいい機会になりました。
レーシック、ICLをいつかやってみたいと思っている方は今すぐ無料診察を予約することをおススメします。
『やる、やらない』の前に『できる眼、できない眼』『必要、不必要』を知ることができますよ。
P.S 診察後にちょっといい眼鏡とちょっといいコンタクトを買いました。
今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
では、また。