麻生要一郎

料理家・執筆家 「365 僕のたべもの日記」(光文社) 「僕のいたわり飯」(光文社) 「僕の献立」(光文社) POPEYE「よい男になるために」 ウェルビーイング100 「僕が食べてきた思い出、忘れられない味」 白水社「マーマレードの夕焼け」

麻生要一郎

料理家・執筆家 「365 僕のたべもの日記」(光文社) 「僕のいたわり飯」(光文社) 「僕の献立」(光文社) POPEYE「よい男になるために」 ウェルビーイング100 「僕が食べてきた思い出、忘れられない味」 白水社「マーマレードの夕焼け」

マガジン

  • 5階に家をつくる ささやんと僕

    養親になった姉妹が長年暮らしていた古いマンションの5階、内装設計と施工まで手がける"ささやん"とリフォームをしていく様子を綴ります。

最近の記事

荷上げの日。

今日は工事に使う資材を皆で荷上げ。 皆の朝ごはんや、昼ごはんを用意しているうち、僕の力仕事の出番がなかったのは、本当に申し訳ない気持ちだけど、それぞれ忙しい中で手伝ってもらえて、とても嬉しかった。ささやんも、段取りや色々な調整をしてくれて、ありがとう。 少し前の自分だったら、皆に迷惑かけちゃうのは嫌だし業者さんに頼んで、さっと終わりにしようと考えたと思う。でもこのマンションは姉妹から受け継いだものだし、またいつか誰かにどういう形かで託していくものだと思っている。だから、誰

    • お祓い。

      家業の建設会社の時、よく地鎮祭に出席した。 神主さんが祝詞を唱え、建設会社は鋤を持って地面に「えい、えい、えい」とやるのだが、若い時にはそれがなんとも格好悪い気がして嫌だった。 今回はリフォームだし、せめてお祓いだけは受けようと着工前に神田明神へ、僕と家人とささやんで出かけた。家の近所に神社は色々あるけれど、うちの姉妹は神田明神が好きだったから。 かしこみかしこみとやって頂いたら、明神下のお蕎麦屋さん「おしん」にお邪魔したら、すだち蕎麦がとても美味しかった。帰りに参道沿

      • 大きな窓。

        5階のリビングにある大きな窓。 僕はこの窓が好きだった、目の前には首都高4号線と中央総武線が見える。 夕方になって、ヘッドライトにテールライト、行き交う車の流れを眺めているのが好き。 姉妹がいる頃には、ここにネットをはってゴーヤやいんげん豆を育てたりした。日当たりが良いからたくさん実ったし、チョビも日光浴をしながらスヤスヤと昼寝をしていた。 窓の入れ替えでシートがかかっている感じも、映画館みたいで良い感じ。新しい窓が入ったとき、またどんな景色が広がるのだろうか。

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