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此れから

これからたれをも愛すことのない意識を堪えて水中からばっと顔を上げた
雨が降っていた
四箱目の煙草は味が変わっているように僕は変わっていく

蔦がなくなった家は夏から僕を守ることなく崩れていきざんざばらになった僕の肉体とやらは高円寺南の喫煙所に埋葬されたいから有線イヤホンをして憂鬱な僕の体温で熱を帯びたベッドに寝転がる

おたすけくださひな。