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コスパとは。
20年前に買ったスニーカーがまだ綺麗なままなので今でも履いている。仕事用のワイシャツも1回買ったら特に破けることはないので5年10年は着ている。
ワイシャツなんて買う時は「ダメになったら買い換えればいいや」と思って安いのを買ったりするが、10枚くらいをローテーションで着回してるのでダメにならないのだ。
そして1980円と3980円のワイシャツがあれば、特にこだわることなく1980円の方を買う。わざわざ2000円高いのを買う必要がないと思って。
しかし、ふとあることを思った。
5年も着てたら2000円の差なんてないようなもの。5年着るとすると2000円なら1日1円の差がでるだけ。1回のディナーには簡単に2000円以上出すくせに、5年着るものに安物を選んでどうするのかと。
見る人が見れば、「この人、薄っすい生地のシャツ来てる」「シャツが安物だな」と分かるだろう。それを5年も着続けて、相手にそう思われるのである。たった2000円の差で。
ビジネスマンなら、買う時に2000円ケチっただけで、取引先との商談で貧相に見られるか、キチッとしてみられるか、5年間も印象つけられるのだ。
とするとこの最初の2000円の差が、その後の100万や1千万の取引に影響してしまい、人生まで変えてしまうかもしれない。もちろんシャツで商談が上手くいくとかダメになるとかはないだろうけど。
そう思うと身につけるものや使うものは、ただ安ければいいというわけではなくなる。高いものを買えとは言わないが、ある程度のものを買うことで、相手に「この人はきっちりしているな」という印象から次の段階で「信用できる人だな」に変わっていく。
長く使うものこそ、大切に使うものこそ、安物ではダメなのだ。
「コスパが良い」とはただ安く手に入れたときに使う言葉ではなく、その後の影響度もら考えて使う言葉でなければいけない。