🟢チェンマイ三部作〜21年ぶりのチェンマイでカオフン回廊発見〜🟢
🟢今回のチェンマイは食べ歩き目的
2020年の12月、21年ぶりにチェンマイに行って来ました。その時の動画はチェンマイ三部作って感じでアップしてます。下のリンクからご覧くださいませ。
✅ASOKE CHANNEL関連動画
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自分的初チェンマイは1999年。もう20年以上前のことなので、記憶も断片的な内容しかありません。まああったとしても酔っ払ってバービア行ったりナイトマーケット歩いたりとかの記憶なんですけどネ。
今回は食べ歩き目的な滞在だったので観光もしないで食べまくってきました。もちろんチェンマイ名物のカオソイもおさえておきましたが、超重点注目メニューは今回初体験だったカオフン。
カオソイは日本人にも有名なメニューで、以前に比べればバンコクでも普通に食べられるようになりましたが、カオフンはかなりレア。タイ人でも知らない人多いし。
🟢はじめましてのカオフン ข้าวฟืน
今回のチェンマイ行きで初めてカオフン食べましたが、滞在中で一番の収穫。すっかりハマってしまいました。2泊3日の行程で4回も食べてしまいました。さらにカオフン食べたい病はバンコクに戻っても収まらず、暇があればバンコクでカオフン探しまくってます。
↑これが噂のカオフン
お店情報
ข้าวฟืนขาว ป้านาง
80/12 ถนน ซอย 1 เมือง Chiang Mai 50000
085 541 6223
🟢カオフン食べてビックリ、感動モノの大発見‼️
カオフンとは、豆を挽いた粉を水で溶き、火にかけ温めてとろみを出したもの。これををうどんのような食感の米麺にかけて食べます。とろみのある汁はまさにクリームシチュー。麺はカオソイ用の小麦麺を選べるお店もあるが、個人的には米麺が好み。使われる米麺は、タイのセンレックやセンヤイよりはラオスのカオピアックセンに近い食感。
↑米麺に思いっきり絡むとろみが特徴
↑手前の鍋がカオフン、奥に見えるのが
黄色い小麦麺と白い米麺
クリームシチュー状の暖かいカオフンと豆腐のように四角く固めた冷やしカオフンがありますが、自分的には暖かいカオフン一択でした。
もともとは中国の雲南回族(雲南省のムスリム)由来のメニューで中国語で稀豆粉と呼ばれてます。同じメニューがミャンマーのシャン族(タイヤイ族)の料理にもあって、ミャンマー語ではトーフー・ヌエという名前。
🟢カオフン回廊
チェンマイで食べたカオフンは全部で4杯。この中で2杯が雲南回族のお店あとの2杯がシャン族のお店でした。見た目も味付けもほぼほぼ同じです。
カオソイがラオスとタイではぜんぜん違う麺料理になってるのと対照的です。
↑チェンマイで食べたカオソイ4発
雲南回族もシャン族ももとは雲南の周辺(シップソンパンナー?)からタイやミャンマーに南下してきた民族。カオフンも(カオソイや納豆なんかも)この流れでやってきたのかななどと妄想ししまいます。とすると雲南→ミャンマー→タイ(チェンマイ)ってルートのカオフン回廊みたいなのがあったんでしょうか。
バンコクにくらべ10度は低い気温のチェンマイの朝、冷えた体にうれしい暖かいカオフンをすすりながら、勝手に司馬遼太郎気分を味わってしまいましたヨ。
ちなみに雲南ではカオフン(稀豆粉)を麺にもるのではなく、おかずを載せたりパートンコーをつけたりしてちょうどジョーク(お粥)のようにして、主に朝食で食べるらしいです。
↑ここのお店はシャン料理屋
メニューはシャン語タイ語併記です
↑同じお店のメニュー
各種シャン料理が並んでます
↑別のお店です
ここもシャン語のメニュー
↑こちらは雲南回族(ムスリム)のお店
↑ここも雲南回族のカオフン屋台
🟢北タイ名物カオソイ ข้าวซอย
↑こっちが有名なカオソイ
お店情報
ร้านอรุณไร
45 Kotchasarn Rd, Tambon Chang Moi, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50100
053 276 947
最後にカオソイについてもコメントしときます。
いまさら説明不要だと思いますが、ひとことで言えばココナツ味のカレーラーメンに揚げ麺がトッピング。北タイ地方の名物料理です。
チェンマイのカオソイはバンコクのカオソイと違ってココナツミルク後がけのお店が多かったですね。それもあってかスープがあまりドロドロしてない印象。店それぞれですが、味付けは全般的にマイルド。とは言ってもココナツの香りはそれほどしませんでしたけど。
実はカオソイも7-8杯くらい食べましたが、以前と比べるとバンコクにカオソイ屋増えたし、本格的なお店も多いですから感動はあまりなかったですネ正直。10年くらい前はわざわざパンティップのフードコートまで行ってましたけど。
↑ココナツミルクあとがけのカオソイ
カオソイももともとはミャンマーからラオスに伝わり、北タイに到達したメニュー。ミャンマーにはオンノカオスエって名のココナツカレー麺があります。雲南回族(雲南省のムスリム)由来とも言われてます。
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今回のチェンマイ滞在では、こんな感じで屋台や食堂を回りながら食の流れ、民族の流れ、歴史の流れを感じた気がします。バンコクにいるとなかなか目にすることが難しい体験でした。
実はバンコクに戻ってからもカオフンを探す〝旅〟は続いたんですが、このあたりのことはまた別の機会に書いていく予定です。
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