言葉のやりとり|猫の扁平上皮癌
あーー、ぼーーーーっとしてる間に新年も一週間がすぎてしまった!
ゆず店長は、ちと鼻水たれつつも、とっても穏やかな日常を過ごしております。
「ガーゼ取り替える?」って聞くと、しめしめで気持ち悪い時は「やるー!」と飛んできます。
なんやかんや、わーっと走り抜けた2023年、気づけば手術から8ヶ月が経過し、発症から一年が過ぎました。
その間、ツイッターとかnoteとかで知り合った同じ病のねこ家族さんたちからいろいろお話しを伺うことができました。
残念ながら、転移してる子らは駆け足で旅立っていってしまっている現状、うちはほんとに奇跡的にこうして居られるのだなぁ…と感じます。
みんなが病から開放されて、天国であたたかくゆっくり過ごせていますように…。
ゆずの、下アゴと左右のリンパと唾液腺を一気に取る、という院長の決断、正しかったんだろうなぁ…。
リンパ残してたら早々に転移してたのかも…。
などと、過去の投稿などを見返していて、そういえばあれもゆずとの「会話」だったんだろうなぁ、ってことが思い浮かんできました。
退院して我が家に戻った日のごはんタイマーの音につられてやってきたゆず。
目が合うと「あ…ゆず、食べられないんだった…」と。
まだその時はどれくらい食べられるようになるかわからなかったので、「そんなことないよ」とだけ言いました。
翌日も、みんなのおやつ食べる姿見に来て、また目が合うと「…ゆず、食べられないよね…」と。
思えばあの時のこのやりとり、ちゃんと頭で言葉を聞けていたなぁと。
その後、友達から沢山のスープパウチが送られてきて、つられてやってきたゆずにシーバとろーりを手でそっと舌につけてやったら、「はっ!!!え???」と混乱していて、「食べられるんだよ、ゆず」と、初めて伝えると、恐る恐る自分から、手のひらのとろーりをなめてみてびっくりした顔して、テンションが上がっていました。
それで、ちゃんと伝えてあげたい気持ちがでてきて、アニマルコミュニケーターの、りおさんにセッションをお願いしたわけですが。
それからのゆずは、一層、伝えよう!という気持ちが強くなったように思います。
こちらも、思ってる以上に言葉が理解できてるのがわかったので、今まで以上に、ゆずには言葉で説明するようになりました。
その後、胃ろうの穴がどうにも痛くて走り回って叫んでたことがあり、助けようにもじっとしてられずに部屋中を駆け回ってしまってて、自分ではどうにも出来ないとわかったのか、真正面にやってきて、頭を顔に近づけてきたかと思ったら「たすけて!!!!!」と、聞こえました。
なので、肩を押さえて「わかった。どんなに痛くても服ぬがないとわからないから、頑張ってくれる?」と聞くと「おかー…」と鳴きました。
わかった、と、たぶん答えてくれたんでしょうね。
必死に痛いの我慢してなんとか服を脱がせました。
胃ろうのストッパーが服のポケットに入りこんでしまって、胃ごと引っ張られて激痛が走っていたんだと思います。
そっと取り出すと、ゆずの力がぬけました。
それ以来、ちょっとでも違和感を感じると「おかー!おかー」と小走りにやってきて、背中を向けて座るようになりました。やって、と。
その後はピアスの穴のように痛みが消え、漏れもよくなり、今では「ガーゼ取り替える?」と聞くと「んー!」と、取り替えたいときだけやってきます。
毎日4回胃ろうごはんをお腹に入れ、真菌の薬を耳に塗り、目薬をしますが、「やらないとね」と、ほんとに協力してくれてます。
「体さん、今日も動いてくれてありがとう。ゆずも頑張ってくれてありがとう」といいながら毎晩ごはんいれてますが、「ありがとう」と「お願いしまーす」にはちゃんと反応してくれます。
この子らは、思ってる以上に理解してるし、こちらに言葉を投げかけているんだなぁ、と、毎日のお世話で感じます。
いつもお返事してるよ、とセッションで教えてくれたので、ゆずのサインを見逃さないように気をつけてます。
沢山話しながら、この先も時間の許す限り、ゆずと生きていきたいなぁ、って思いながら、毎晩腕枕して一緒に寝てます。とっても気に入っているようなので、なるべく途中でトイレに起きないようにしたいなと思いつつ😂😹
みなさんも、沢山沢山、話しかけてあげてくださいねー。
結構、理解してますよ😂😸✨そして思ってる以上に嬉しいみたいです、話聞くの。
ほんとにすごい生き物だなぁ。
世の中が、もっともっと、人以外にも優しい世界になっていきますように。