ないけどアリ、あるけどナイ
前回では感性は人それぞれという話をした
仕事でたとえマニュアルがあってもそれに則り実働するのは人間だ
AIが進歩してきたといってもそれを操り指示を出すのも今のところ人間である
マクドナルドのポテトの塩加減がばっちりなときも時もあれば薄いときもある
またそれを食べる人の好みによって塩加減の良し悪しの基準自体が変わってくる
デジタル化され合理化された現代社会に生きているかもしれないがその中身は実にあやふやな現状がはびこっているとあらためて感じる
そんななか社長の立場から世の中を見たとき、各人のさじ加減によりその後の結果が変化するのを目の当たりにすることが多々ある
偶然電話に出た社員さんや尋ねたいときに近くにいた店員さん、タイミング的に何気についてくれた担当者さんの采配やその日の感情に社運を委ねてしまうことになるのは恐ろしいと感じてしまう
かといって接客する人の対応や心身のコンディションが良ければ万事OKというわけでもないのが難しい
新人さんの不慣れな接客でも、その健気さにかえって清々しい気持ちになるお客様もいれば、ベテラン営業マンの小慣れたトークが鼻につくお客様もいるかもしれない
ないけどアリ、あるけどナイ 世の中の不思議