私の会社が扱う商品は主に分業制で作られる 分業制は京都では昔から行われていたモノづくりの方法だ 高度な技術を持つ専門職人が各工程ごとに100点の力を発揮する たとえば10工程あって合計100点の品物ではなく、100点×10の1000点というイメージだ いや100の10乗かもしれない。それは言い過ぎか…。 しかし各職人は自分の工程にはスペシャリストだが他の工程まで把握できていないこともある また前の工程による影響で次の工程に不具合が生じることもある そのために全工程を指揮する役
前回では感性は人それぞれという話をした 仕事でたとえマニュアルがあってもそれに則り実働するのは人間だ AIが進歩してきたといってもそれを操り指示を出すのも今のところ人間である マクドナルドのポテトの塩加減がばっちりなときも時もあれば薄いときもある またそれを食べる人の好みによって塩加減の良し悪しの基準自体が変わってくる デジタル化され合理化された現代社会に生きているかもしれないがその中身は実にあやふやな現状がはびこっているとあらためて感じる そんななか社長の立場から世の中を見
私は変に心理を読む傾向がある 出張先のホテルでもそう 余計なおせっかい 基本的にチェックアウト前には部屋をきれいにするタイプで ゴミをまとめるのはもちろん 部屋着とタオルなどの洗濯ものは一ヶ所にまとめる シーツ交換しやすいように布団は整えるだけで直さない 洗面所とトイレの掃除 来た時と同じ状態に自分の尻ぬぐいは自分でする でもわざとそのままにしておくものもある なぜか… きれいに片づけてしまうとスタッフの方が未使用と思われ そのまま次のお客様に出してしまうと 次のお客様が使っ
私が感じたこと 仕事と社会のつながり 私の場合、それは宗教用具や伝統工芸と世の中との関わりについてだったりする 世の中の動きを交えながら、とりとめもなく しかし所詮は一個人のささやかな世界の戯言 鵜呑みにせず聞き流していただくのが最適な用法 駄文から自由に感じたものがあればひらめきの種にしていただけるとありがたい 思考の中で浮かんでは消えていく泡のようなものを 憶えているうちに書き留めるノート