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未来をつなぐ一歩を、今日から始めよう

「今この瞬間を思いきり楽しむ」ことは大切です。でも同時に、「未来の自分のために、いま何ができるだろう?」と考えてみるのも悪くありません。今回は、僕自身の経験を交えながら、若い方へ向けてお伝えしたいことがあります。

努力は将来の自分を支えるプレゼント

振り返ってみると、人生って本当に何が起きるか分からないものですよね。僕の過去の経験では、ある日突然、親が重い病気になったり、自分自身が心の不調を抱えたりと、予想もしなかったことが起こりました。

「今は遊んでおいて、あとで本気を出せばいいや」という考えを持っていても、いざというときには、なかなか思い通りに動けない場合があるものです。

例えば、家族の看病が必要になってしまうと、自分の自由な時間が大幅に削られます。あるいは、自身の健康状態によっては、一日に使えるエネルギーが限られることも。そうした状況に陥ったときに、新しいチャレンジを始めたり、スキルを伸ばしたりするのは想像以上に大変です。

だからこそ、いま持てる力を少しずつ使って、未来の自分を助ける準備をしておくことは、けっこう大きな意味を持つんだと実感しています。

若さを最大限に生かそう

「何かにチャレンジするのに年齢は関係ない」とよく言われます。確かにそれは間違いではありません。でも、僕は「武器としてのパワーを思いきり発揮できる時期」は存在すると思っています。

若いころは体力面でも時間的にも、比較的ゆとりがあります。この余力をちょっとずつでも活用して、未来に役立つ土台を作っておくのは大いに価値があります。後になればなるほど、体力的にも精神的にも、取り巻く状況が複雑になっていく可能性が高いですからね。

“目に見えない資産”を増やす

では、具体的にどんなものを築けばいいのか。僕がおすすめしたいのは、“知恵”や“スキル”といった、目には見えない財産を増やすことです。

これらは一度身につけると、よほどのことがない限り奪われませんし、状況を問わず役立ちます。資格取得や語学の勉強、プログラミングなどの実用スキルだけでなく、人間関係の築き方や問題解決力など、あらゆる場面に応用できる力も含まれます。

人生のバランスを大切に

ただ、誤解してほしくないのは、若い時期を全部「自己研鑽」に費やすべきだと言いたいわけではありません。むしろ、思いきり遊ぶことも同じくらい重要だと感じています。若いころの多様な体験は、のちの自分にとってかけがえのない財産になるからです。

要は、自分を高める時間と遊びの時間を、どう上手に両立させるかがポイント。毎日ほんの少しでもいいから、「将来の自分のために行動する」習慣を持っておくと、あとあと大きな差になって表れてきます。

小さなステップが大きな成果になる

ここで強調したいのは、「ちょっとずつでいい」ということです。毎日30分とか1時間であっても、何らかのスキルアップや学習に時間を当てる。その継続が、1年後や5年後に大きなリターンをもたらします。

例えば毎日30分本を読むだけでも、1年間で合計180時間。その時間を積み重ねるうちに、多くの知識を身につけ、新しい視点を得ることができます。小さく見える積み重ねが、実はかなりの武器になるはずです。

下地がないまま休むリスク

僕が特に伝えたいのは、「何かを築いたあとでちょっと手を抜く」のと、「まだ何もない状態で手を抜く」のとでは、まったく意味合いが違うということです。

すでにスキルや知識などの基盤があれば、多少休んだとしても、再び立ち上がるときにそこまで苦労はしません。けれど、何の準備もないまま長期間休んだり、立ち止まったりしてしまうと、再スタートのハードルは一気に高くなります。未来の自分に必要なものを少しでも持っているかどうかは、後々大きな差になると考えます。

最後に伝えたいこと

ここまでお話ししてきたことは、お節介なおじさんの独り言みたいなものかもしれません。でも、僕自身の体験を振り返ると、言わずにいられなかった、ある意味切実な想いでもあります。

若い時期は一度きり。その自由と楽しさを満喫してほしい。でも、ちょっとだけ「この先の自分」も意識してみてください。

「今を生きる」ことと「将来に備える」ことは、相反するものではありません。うまく両立させることで、人生の充実度はぐっと高まると僕は信じています。ぜひ、自分の未来に向けた一歩を、今日から踏み出してみてください。

この記事は過去の自分のX(Twitter)のポストとブログを元に、note掲載用に再編集しています。

Original Article:努力は未来の自分への贈り物になる(はず)

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トミナガハルキ|フリーランスの人
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