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雑記

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日々感じたことなど、なんでも記しています。
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#デザイン

なぜ日本版の映画ポスターは情報が多くなりがちなのか?の個人的考察

こんにちは、皆さん映画はお好きですか?今回は、日本版と海外版の映画ポスターのデザインについて考えてみたいと思います。 日本版と海外版の映画ポスターの比較は度々SNSで話題になっています。 基本的な傾向としては、【ビジュアル中心でスッキリした印象の映画ポスターが、日本版になると文字や追加情報がもりもりと増えてしまう】…というものです。なぜそうなってしまうのか、その理由を考察してみました。 こういうイメージですよね…。※筆者がデザインした架空の映画ポスターです。 国による

インスタっぽい!エモい写真加工の手順 (面倒くさがりな人向き)

twitterにアップした下記のつぶやきについて少し反響がありましたので、どういう写真の加工をしているのか簡単に紹介したいと思います。人気インスタグラマーさんのアドバイス通りにしたら、とてもインスタっぽくなりました。(左がBefore / 右がAfter) 本家のインスタグラマーさんは、色々なアプリ(VSCOとか..)をバリバリと使いこなして素敵な加工を行なっていましたが、 いかんせん面倒くさい。 そこで僕は「どういう写真のイメージをゴールとしているのか?」と答えを聞き

【Photoshop=料理論】ズボラPhotoshopへの想いと、コンテンツについて

先日YouTubeで”ズボラPhotoshop” というコンテンツを立ち上げました。 簡単な手順で、格好良いビジュアルが出来ますよと紹介するコンテンツです。まだ第一弾しか発表していないのに、偉そうにすみません。ネタはたくさんあるのですが、まだまだ編集に不慣れでごめんなさい。 次も「おおー!簡単じゃん!」って感じていただけるものをアップいたしますので…。 ズボラというのが語感が良くて付けたのですが、決してPhotoshopやデザインを軽く見ているわけではありません。 で

人付き合い苦手デザイナーの戦い方

デザイナーは普段からデザインに触れているため、デザインの差を敏感に判断できます。別にデザインに限ったことではなく、一つの職業に長く従事すれば扱うものの差に敏感になるはずです。でも、それ以外の人にとってはその差が取るに足らないことも多々あります。 例えば塩一つとっても産地や製法で様々な種類がありますが、興味がない人にとってはどれも「塩」です。90点のデザインも70点のデザインも、普段デザインに触れていない人からすれば同じように見えるか、完全に個人の好みになるでしょう。「わかる

ターニングポイントについて

ふと、飲んでいる時に、人生のターニングポイントってあった?みたいな話になり、ある人の言葉が思い浮かびました。 僕は外国語大学を卒業して新卒でデザイナーになりました。そもそも美大生・芸大生にしか門戸が開かれていない募集要項も多く、特に大手広告代理店や有名デザイン事務所は門前払いでした。 しかし、時々意図してなのか、うっかりなのか、募集要項に「全学部」と書いてある企業があったんです。関西全体でリサーチしたら、全部で40社くらいあったんですね。(この時に僕の検索スキルは大幅にア

元採用担当の視点から考える就職活動時のポートフォリオの作り方

3つの会社でデザイナーを経験させていただいた中で、デザイナーの採用に携わる機会が何度かありました。(人事部ではデザインの良し悪しを判断するのは難しいという理由から、人事部のサポート的立場で駆り出されていました。) 正直なところ、中途採用については即戦力を求めますので、ポートフォリオのデザインレベルは言わずもがなです。 ですが、新卒採用はそうでも無いと思っています。(一定の水準は必要かと思いますが…) 勿論、企業によっては非常に高い技術を求める所もあります。また、例えばフ

デザイン料金の支払いと契約について

フリーランスのデザイナーであれば、デザイン費用に関する支払いのトラブルは1度や2度は経験されたことがあるかと思います。 僕も何度か経験しています。 こういう問題でまず話に上がってくるのが「契約書の有無」です。もちろん契約書があるに越したことはないと思いますが、フリーランスのデザイナーとして細かな仕事をする中で、何でもかんでも書類契約をしてから…なんていうのはあまり現実的ではありませんよね。長期的で高額な案件ならまだしも、ちょっとしたバナーを作る時にも毎回書類契約なんて難し

ペシミスト(悲観主義)な自分から脱出するには

仕事において僕はペシミスト(悲観主義)だと思っています。 ああなったらどうしよう… こうならなかったらどうしよう… そんな不安を抱えつつ働いています。 フリーランスになったり、何か事業を立ち上げるような人は、圧倒的にオプティミスト(楽観主義)が多いように感じます。有名な企業の社長インタビューをネットで読んだりすると「まぁ、なんとかなりましたよ(笑)」といった具合に、過去の壮絶な体験をアッケラカンと語る事は、珍しいことではないと思います。 ポーズもあるのかもしれません

流行に左右されないロゴだけが素晴らしいのか?

結論から言うと、流行を追いかけるロゴ・流行に左右されないロゴ、どちらも姿勢として否定すべきでは無いと思います。 世界中の大企業のブランディングを手掛けているChermayeff & Geismar & Haviv社の手がけるロゴは、非常にシンプルなロゴデザインが多く、初期のロゴが現在も使われていることが多いです。永続性のあるロゴデザイン・ブランド構築の話になると、よく話題に上る企業です。 Ken Wolter / Shutterstock.com 1965年に手掛けたモ

デザインのアウトプットは気負わず、結果を求めず。

僕はデザインのパーソナルプロジェクトを大切にしています。単純に楽しいからなのですが、新卒でデザイナーになった時から続けている TOMMY GRAPHICS はその筆頭です。 TOMMY GRAPHICSはフォトグラファーやモデルとコラボレーションして、クリエイティブな遊びを行うという企画です。モーターショーで言うコンセプトカーに近いかもしれません。 ただ、時間も労力もかかるので、やや気負ったプロジェクトでもあります。その為、あまり更新できていないのが現状です。 最近は仕

壁の外はデザイナーズドリームに溢れていた

いつかの仕事用のWEBサイトで、海外デザイナーのデザインを紹介するコラムを運営しています。 基本的に、1記事毎に制作デザイナーに直接連絡して掲載許可をいただくのですが、軽いインタビューのようになる時もあります。その時、特にいいなと思ったデザイナーやデザイン事務所には「大体どれくらいの価格で制作されていますか?」と尋ねる事があります。(いつか仕事を依頼できるかもしれないので) 色々な人に尋ねて気付いたのが、 どんな国の人に聞いても、さほどデザイン制作費に差は無かったことで