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雑記

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日々感じたことなど、なんでも記しています。
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#起業

努力は未来の自分への贈り物になる(はず)

「今を楽しむ」というのは大切なことですが、同時に「未来の自分のために今できることは何か」を考えることも重要です。特に若い方に向けて、僕の経験から得たことをお話ししたいと思います。 人生には思いもよらない出来事が起こるものです。僕自身、過去に経験したことですが、突然親が重い病気になってしまったり、自分自身がメンタルヘルスの問題を抱えてしまったりすることがあります。「後から本気を出せばいいや」と思っていても、実際にはなかなかそう簡単にはいかない場合もあるということです。 例え

デザイン事務所AMIXの名前の意味について

うちの屋号でもあるAMIX(アミクス)は、「アミックス」だったり「エーミックス」だったり、よく読み間違えられます。だんだんそっちの方がいいかも…と思い始めているのですが、一応「アミクス」にはちゃんと意味があります。 AMIX は後から考えた実は独立するずーーーっと前、まだ20代前半の会社員デザイナーの頃に作ったポートフォリオサイトがasobo design factory (現 ASOBO DESIGN) でした。運営歴が一番長く、こちらを屋号だと思われている方も多いです。

人付き合い苦手デザイナーの戦い方

デザイナーは普段からデザインに触れているため、デザインの差を敏感に判断できます。別にデザインに限ったことではなく、一つの職業に長く従事すれば扱うものの差に敏感になるはずです。でも、それ以外の人にとってはその差が取るに足らないことも多々あります。 例えば塩一つとっても産地や製法で様々な種類がありますが、興味がない人にとってはどれも「塩」です。90点のデザインも70点のデザインも、普段デザインに触れていない人からすれば同じように見えるか、完全に個人の好みになるでしょう。「わかる

ターニングポイントについて

ふと、飲んでいる時に、人生のターニングポイントってあった?みたいな話になり、ある人の言葉が思い浮かびました。 僕は外国語大学を卒業して新卒でデザイナーになりました。そもそも美大生・芸大生にしか門戸が開かれていない募集要項も多く、特に大手広告代理店や有名デザイン事務所は門前払いでした。 しかし、時々意図してなのか、うっかりなのか、募集要項に「全学部」と書いてある企業があったんです。関西全体でリサーチしたら、全部で40社くらいあったんですね。(この時に僕の検索スキルは大幅にア

名刺の微妙な立ち位置を考えてみた

新しい名刺デザインを試作しました。 独立してからというもの、いくら出不精な僕でも名刺交換をする機会は圧倒的に増えました。(巷には名刺交換自体を目的にしたイベントすらあります。行ってないけど。) 小規模な集まりであれば、冒頭にささっと名刺交換をすることは会話のネタが増えますし、後で名刺の情報にアクセスする事もあります。特にデザイナーは自分のカラーを打ち出す為にとてもデザイン性の高い名刺を作っている場合も多く、そういう名刺はコレクションしています(笑) ただ、ある程度規模の

自分に才能なんて無いと気付いてからが勝負

公私ともにコンプレックスの塊で、定期的に自己嫌悪に陥りながら仕事をしていますが、最近ようやく色々なことに対して「楽しい」と感じることができるようになってきました。 思えば、幼稚園に入園した初日からイジメられ、そこからイジメられっ子街道を中学校まで走り抜けました。今31歳なので、人生の3分の1以上イジメられているんですよ。凄くないですか? そういう環境下だと自尊心や自己肯定感というものが全く育ちません。だからイジメられなくなっても抜け殻みたいな感じで、主体的に物事を考えたり

マッチョな価値観から距離を置く

バタバタと忙しく日々を過ごし、徐々に仕事が増えていく中で、なんとなくマッチョな価値観(頑張れば出来る的な精神論)に侵されていったことがあります。 「頑張れば生活は良くなる!みんな頑張ればいいのに!」とか… もっと酷くなると 「できない人は努力が足りない」とか… もちろん一理あるんですが、 でも、これは自分としては良くないなと。 そもそも、そういう価値観に染まりがちな会社勤めが嫌で独立したのに、同じ思考になってどうするんだと。(それが好きなら良いのですが) イケイ

デザイン料金の支払いと契約について

フリーランスのデザイナーであれば、デザイン費用に関する支払いのトラブルは1度や2度は経験されたことがあるかと思います。 僕も何度か経験しています。 こういう問題でまず話に上がってくるのが「契約書の有無」です。もちろん契約書があるに越したことはないと思いますが、フリーランスのデザイナーとして細かな仕事をする中で、何でもかんでも書類契約をしてから…なんていうのはあまり現実的ではありませんよね。長期的で高額な案件ならまだしも、ちょっとしたバナーを作る時にも毎回書類契約なんて難し

ペシミスト(悲観主義)な自分から脱出するには

仕事において僕はペシミスト(悲観主義)だと思っています。 ああなったらどうしよう… こうならなかったらどうしよう… そんな不安を抱えつつ働いています。 フリーランスになったり、何か事業を立ち上げるような人は、圧倒的にオプティミスト(楽観主義)が多いように感じます。有名な企業の社長インタビューをネットで読んだりすると「まぁ、なんとかなりましたよ(笑)」といった具合に、過去の壮絶な体験をアッケラカンと語る事は、珍しいことではないと思います。 ポーズもあるのかもしれません

寄付・ドネーションについて

あくまで僕の場合なのですが、フリーランスになってからの心境の変化として、得たお金をどう使うのか?という事をより考えるようになりました。もちろん貯金もするのですが、例えば、より仕事を拡大するために広告などの攻勢にお金を使う…などです。 「モノやサービスと引き換えできる道具」という認識に加えて、「行動や意思表示と引き換えできる」という認識がプラスされました。 時にそれは感謝の気持ちや、祈りの気持ちに替えられる事も。 無料で使えるフォントであっても、ドネーション(寄付)を受け

デザインのアウトプットは気負わず、結果を求めず。

僕はデザインのパーソナルプロジェクトを大切にしています。単純に楽しいからなのですが、新卒でデザイナーになった時から続けている TOMMY GRAPHICS はその筆頭です。 TOMMY GRAPHICSはフォトグラファーやモデルとコラボレーションして、クリエイティブな遊びを行うという企画です。モーターショーで言うコンセプトカーに近いかもしれません。 ただ、時間も労力もかかるので、やや気負ったプロジェクトでもあります。その為、あまり更新できていないのが現状です。 最近は仕

壁の外はデザイナーズドリームに溢れていた

いつかの仕事用のWEBサイトで、海外デザイナーのデザインを紹介するコラムを運営しています。 基本的に、1記事毎に制作デザイナーに直接連絡して掲載許可をいただくのですが、軽いインタビューのようになる時もあります。その時、特にいいなと思ったデザイナーやデザイン事務所には「大体どれくらいの価格で制作されていますか?」と尋ねる事があります。(いつか仕事を依頼できるかもしれないので) 色々な人に尋ねて気付いたのが、 どんな国の人に聞いても、さほどデザイン制作費に差は無かったことで