【絵本レビュー】 『チリとチリリ』
作者/絵:どいかや
出版社:アリス館
発行日:2003年5月
『チリとチリリ』のあらすじ:
チリとチリリが自転車で走ります。森の中のいろいろな場所へ。それぞれの場所にある、ちょうどよいものを選んで、ふたりが行った先は……。いろいろあることの幸せを、楽しく描いた絵本。
『チリとチリリ』を読んだ感想:
自転車に乗って色々なところに出かけるチリとチリリは3歳になったばかりだった息子の大のお気に入りとなりました。毎晩読まされ、色々と新しい言葉も覚えました。私も話を覚えてしまったのでちょっと適当に呼んでいたら、「さかをおりましたじゃなくて、くだりましただよ」と鋭い指摘。綺麗な言葉を覚えてくれたものだと嬉しくなりました。
私と息子の散歩の楽しみは、チリとチリリ同様カフェに立ち寄ること。私たちにはお気に入りのカフェがいくつかあって、家を出ると「今日はどこでカフェしようか」がおきまりの質問です。息子はすっかり慣れてしまって、お店に着くと私の分も注文してくれます。バリスタさんも面白がって息子を一人のお客さんとして対応してくれるので、ますます大人気取り。最近では頼んでもいないクロワッサンなんかが来たりして、びっくりすることもありますけどね。なので、チリとチリリがいくカフェを見ながら、どこに座ろうかとか、何を注文しようかなんて話して楽しんでいます。
『チリとチリリ』の作者紹介:
どいかや
1969年、東京都生まれ。東京造形大学デザイン科卒業。絵本の作品に『パンちゃんのおさんぽ』『いたずらコヨーテキュウ』『やまねのネンネ』(BL出版)、『みけねこキャラコ』『こねこのポカリナ』『おはなのすきなトラリーヌ』『トラリーヌとあおむしさん』『ふゆのひのトラリーヌ』(偕成社)、『チップとチョコのおでかけ』『チップとチョコのおつかい』『チップとチョコのおるすばん』(文溪堂)、『くりちゃんとひまわりのたね』『くりちゃんとピーとナーとツー』(ポプラ社)、『チリとチリリ』『チリとチリリ うみのおはなし』『チリとチリリ まちのおはなし』(アリス館)、『ねずみちゃんとりすちゃん おしゃべりの巻』(学習研究社)、『カロンとコロン はるなつあきふゆ4つのおはなし』(主婦と生活社)、『ねこのかあさんのあさごはん』(小学館)など多数。千葉県在住。