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【絵本レビュー】 『ねずみくんのチョッキ』
作者:なかえよしを
絵:上野紀子
出版社:ポプラ社
発行日:1974年8月
『ねずみくんのチョッキ』のあらすじ:
「おかあさんが あんでくれた ぼくの チョッキ。ぴったり にあうでしょう」と得意げなねずみくん。ところが、「ちょっときせてよ」とどんどん仲間がやってきて……
『ねずみくんのチョッキ』を読んだ感想:
「本当にこの本でよかったの?あんまり字もないよ」とは私の母のコメント。確かに文字数は少ないし、「読む」という感じではないのですが、息子を始め子供たちにとっては色々感じるところが多いようです。
自分の持っているものを貸してあげたら、それがどんどん回されていって、なんだかどんどん壊れてきたりとか、減ってきたりするのをただ見ていることしかできない。待って待ってやっと戻ってきたら、もう使い物にならない。
小さなチョッキを無理やり着ている動物たちは「似合うかしら」と聞くけれど、ほとんどの子は首を振った。そしてその顔はどれも痛そうというか、嫌そうというか。ケラケラ笑うわけでもないのです。最初に読んだ時息子はまだ小さかったので聞きませんでしたが、次に読んだ時は彼がどんな気持ちなのか聞いてみることにします。
『ねずみくんのチョッキ』の作者紹介:
なかえよしを
1940年、兵庫県神戸市生まれ。日本大学芸術学部美術科卒業。広告のデザイナーを経て、絵本の世界へ。「いたずらララちゃん」(ポプラ社)で第10回絵本にっぽん賞受賞。主な作品に「ねずみくんのチョッキ」(ポプラ社)「こねこのクリスマス」(教育画劇)「まじょとタイムマシン」(金の星社)など多数。神奈川県在住。
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