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Beverageの出版に寄せて

こんにちは。アソビションの代表の岡田と申します。広報担当してもらってる社員からなんか書いて下さいと言われてこの記事を書いています。

気を取り直して、Beverageは私自身とても好きな作品であり、ゲームデザイナーのコノミさんと元々友人なのもあり、とても思い入れのある作品です。

今回の記事はそんなBeverageのシステム面から、私の一押しポイントを3つ紹介できればと思います。


1:売上計画フェイズについて

売上計画フェイズでは、自分たちがどれだけの金額の飲料水を作って売るかを計画します。少ない金額を計画すれば次のワーカープレイスメントでの手番順が早くなります。

突然ですが皆さん、エルグランデというゲームをご存じでしょうか?

こんな盤面のゲームです。

エルグランデの話をすると長くなるんでやめときますが、このゲームには秘密ディスクというのがあって、これを使って秘密裏に自分のコマをどの領地に送るか決める場面があるんです。

こういう相手の動きを読んで、自分の動きを決定するというのが結構好きなんですよね~。考えて考えてバチッと嵌った時に脳内物質がめちゃくちゃ出る感じが。

一回決めて置いたのに「あ、やっぱちょっと待って!」って言って誰かが変えると、「あ、じゃあ自分も……」みたいな感じで皆が変え始める時ってありますよね?ああいうやり取りがねー。ボードゲームしてるって感じるんですよね!

Beverageの売上計画フェイズもカウンターを使って秘密裏に決めるのですが、オリジナルと比べると全体的に手番順の重要性を上がっているので、より考慮する事項が増えていて、カウンターの金額がバチッと嵌った時はとても爽快な気分になります。手番順と手に入る金額が一度に決まるので、余計に頭を捻りますね。

こういうカウンターを使って競りを行います。

後述するスタジアムの争奪戦と相まって、より先の手番順を取るためにどれだけ入手する資金を削るか?もしくは逆に他のプレイヤー手番順の為に金額がを削ると読んで自分は大きい金額を書くか?ここら辺の読み合いが熱いです!

しかも、欲張りすぎるとバーストが待ってますからね…!バーストすると貰えるお金が下がるわ、手番順は最後になるわでいいことがないので…。


2:企業活動フェイズの特権トークンについて

特権トークンとは、該当するアクションを最初に行ったプレイヤーが手に入れることが出来るボーナスです。

3種類の特権トークン

これはゲームにおける手番順の重要度を増すために採用されたルールで、特にスタジアム特権トークンは得点の高い方のスタジアムを手に入れるために必須なので、ずっと大きな金額を取って手番順を下げるとスタジアムのマジョリティを取るのが困難になりました。

これによって更に売上計画の金額を決めるのが楽しくなったと思います!


3:スタジアムについて

スタジアムはゲーム終了時に大量得点になるこのゲームのメインとなるシステムです。

カードで表現されています。

ゲームはスタジアムの完成度によって3時代で表現されていて、カードの横列が時代ごとのスペースになっています。

時代ごとのマジョリティだけではなく、ゲーム終了時にはより繋がったスペースが大きいほど得点になる『エリアボーナス』が新設されています。

第3世代が真ん中になっているのもそれが理由で、自分のエリアをどれだけ大きくできるかは、最後の時代まで分からないようになっています!

第3世代で得点の大きいスペースを取りたいならば、前述の特権トークンがなければならないので、それまでに準備しておくのが大事になってきます。


以上、私がBevarageが面白いと思うポイントを簡単に3つ上げさせて頂きました。いよいよ、6/18から再スタートしますので、是非応援して頂けると嬉しいです。
何卒よろしくお願いします。


岡田


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