『哲学あそび』#7
2024年3月20日に『哲学あそび』というイベントの第七回を開催した。
場所はお馴染み、商店街の一角にある静かなお寺。……普段はそうなのだ。しかしこの日は風が強く、さらに曇り晴れ雨雪と、目まぐるしかった。実はこの日、asobinotuduki自体も何かと移り変わりの激しい一日で、勝手に共感してしまった。
ね。そんなこんなで始まります。
哲学あそびがどんなものであるかは、過去のnote(『哲学あそび』#1)をご覧いただければ嬉しいです。
――下記に当日使用したイベント内容の用紙より一部掲載する。
――というものだった。
また、陰陽については下記のようなことをお伝えした。
森羅万象のあらゆる事物を、様々な観点から陰と陽に分類する思想及び哲学。「陰は受動的な性質」「陽は能動的な性質」として分類される。陰が悪いとか陽が善いとかいうことではなく、相反する力でお互いにバランスをとっており、陰と陽が調和することで自然の秩序が保たれる。
陰の例)陰、柔、女性、秋冬、水、暗、右、内、空間
陽の例)陽、剛、男性、春夏、火、明、左、外、時間
そして、今回思い浮かべた色々な物事の一部と、手書きの陰陽太極図をホワイトボード(noteに共に掲載した画像)へかいた。
さて、陰陽太極図には「陽中の陰」「陰中の陽」というところがあって、「100%の陽はない」「100%の陰はない」という意味のようだ。
今回の哲学あそびは、図らずもそれを実感するような回になった。なんとなく何かを選んで考えていくと、その何かの中には陰陽どちらの要素も見える。これについて、日頃から「そうだろうな」という感じはしていた(きっと皆様も、そう思われている方は多いと予想いたします)。とはいえ、そこに改めてフォーカスすると、「やっぱり居たんだね」みたいな、かくれんぼみたいな気持ちになって、面白かった。
来てくださった方も、前半あたりでは、一様に陰と陽には分けられない、とおっしゃっていた。うん、そうですよね。しかし、このあそびが深まった頃、分けられない上で敢えて、それを見ようとしてみることの面白さも見つけてくださったようで、主催者としてはなんだか嬉しかった。
お越しいただいた皆様、ご協力いただいた皆様、気にかけていただいた皆様、ありがとうございました。
また遊びましょう。