「この指とまれ」ができると世界が一変する
【ポイント】
「この指とまれ」をする人はどこでも不足しています。
LINEオープンチャットを作って告知するまで5分もかかりませんが、そのハードルの高さは想像を絶するものがあります。
一回目さえ超えれば世界が一変します。
■誰も「この指とまれ」と言わない状況
誰か鬼ごっこをしてたら参加したいけど、誰もやっていないなあという状況に遭遇したことはないでしょうか?
僕は小学生の頃、「この指とまれ」をするタイプの人間ではありませんでした。誰かが「この指とまれ」をしたら真っ先に「混ぜて!」と言うのに、自分から鬼ごっこをしようという提案はしなかったのです。
これって子どもの世界だけの話ではなく、企画などを自分で提案して「この指とまれ」をする人間はかなり少数で、多くの人は誰かが企画提案してくれるまで待っています。
この結果たまに生まれるのが、誰も「この指とまれ」と言わない状況です。みんながそのニーズを認知しているのに、誰も提案しないということです。
すごくもったいないです。このことに気付いてから、積極的に「この指とまれ」をするようにしました。たとえば、「勉強会くるひと?」とか、「誰か面接の練習しない?」などです。
今はLINEで5分後にはオープンチャットを開くことができます。自分の周囲からでなくとも、Twitterのアカウントを5分で作って「このグループ入りませんか?」とDMしまくればメンバーは集まります。こたつに入りながらでもできます。
「この指とまれ」ができるようになると、世界が一変します。
■どうして誰も「この指とまれ」をしないのか
「この指とまれ」をすると良いということは分かったのですが、どうして誰も「この指とまれ」をしないのでしょうか?
選択肢に入っていなかったというのはあると思うのですが、ここまで読んでくださった方はもう「選択肢に入っていなかった問題」は解消されています。とはいえ、できる人はかなり少数になります。
僕が思うに、できない原因は2つあります。1つ目は「この指とまれ」をするキャラじゃないこと。2つ目は誰も集まらずにスベるのが怖いということです。
1つ目の「この指とまれ」をするキャラじゃないことに関しては、論理関係が逆です。「この指とまれ」をするから「この指とまれ」をするキャラになるのであって、今まで「この指とまれ」をしなかったから、「この指とまれ」をしないキャラなのです。
2つ目の誰も集まらずにスベるのが怖いということに関しては、それ自体そもそも起こりえないのですが、あえて言うなら先に参加確定メンバーを集めるのがコツです。参加確定メンバーがいれば安心ですし、参加確定メンバーがいると示すことで参加者も増えます。
■恩恵が大きすぎる
正直、「この指とまれ」をするだけで受けられる恩恵が多すぎて申し訳ない気持ちになります。
『ゲーミフィケーション研究室』というLINEオープンチャットを開いてからたくさんの情報が集まるようになりましたし、雑談ZOOMを開けておくので誰か来てくださいと言うだけで人は集まります。
フォロワー200人規模で、営業をかけなくても40人はすぐに集まりました。電車を待ちながらただスマホをポチポチしてオープンチャットを作って「この指とまれ」をするだけで恩恵を受ける自分をずるいと思っています。
就活とかで「面接の練習がしたい」と思えば、「一緒にする人このグループに入って」と学科のグループに流すだけという感じで、すごく便利です。
というので、「この指とまれ」をするだけで非常に大きな恩恵が得られます。とはいえ、そのオープンチャットを作るだけというものの精神的なハードルの高さというのは知っています。ただ、最初の一回を乗り越えたら何を怖がっていたのか分からなくなります。完全に慣れの問題ですので、ぜひ試してみてください。
【クエスト】
・「鬼滅の刃を見てきて感想を言い合う」など、適当にニーズを見つけよう
・LINEでオープンチャットを作ってみよう
・2人ぐらい参加確定メンバーを見つけて、「今3人集まってます!」と告知しよう