七夕/相性が悪い子ども達同士を見守った話
八王子の公園整備などを手掛けるノースパーク様よりご連絡頂き、七夕用の竹を寄贈して頂きました!!
思っていたよりもずっと立派な枝で、新聞紙の包みを開いた瞬間、子どもたちが「山のにおいがする！」と声を上げました。
天井につくほど長かったので、下の方をカットしたり、傘立てに立てようとするも最初重みで倒れてしまったりして、四苦八苦。
でも、そうやって皆で設置した大きな笹は、夢五房の中にこんもりと茂って、子どもたちは夢中で飾り付けを作ってくれました。
願い事を書いたり、長ーい輪飾りをつくったり、切り紙をいくつも挑戦したり…
夢中で手を動かしてる様子がとても良かったです。
最初、うまく切れなかった子が、何度もチャレンジして、最後顔を出してくれたお母さんに誇らしげに見せている感じも可愛かったです。
そして、その笹飾りをつくる女の子チームの脇では男の子たちが布を広げて基地づくり。
そうやって「ここは俺たちの場所！」と、その場にあるものでスペースを作りこんでいる様子もまた、興味深いなあと思ってみています。
ひとり、その男の子の輪に上手く入れない子がいて…
見守りスタッフに「〇〇君が、僕に入ってくるな、というんだよ」「僕の悪口を言っているんだよ」と話しかけてきました。
手を出し合うような激しいケンカにならない限り、できるだけ、そういったすれ違いも見守りたいと思っているので、
「入ってくるなって言われたんだね」
「そうか、一緒に遊びたいんだね」
「そういわれて… それで？」
「そうか、悲しかったんだね」
と、ひたすら聞き役に徹します。
基本的にトラブっている中に入っていって、子ども達をジャッジしたり仲裁することをしないように気を付けています。
泣きそうな顔で訴えられると、つい
他人をコントロールすることは出来ないから、別の遊びしたら？とか
その子に良かれと思う言葉をかけそうになりますが…
そうやって見守っているうちに、
男のたちの秘密基地は、笹の葉飾りをつくる折り紙を販売するお店屋さんへといつの間にか変貌しており、
お店屋さんらしい陳列を楽しむ子たちに紛れて、
「お買い物をする人」
として、混ざって遊べていました!
大人が介入しなくても、子ども達同士で着地点を見つけて、言い争いにならず互いに楽しめるやり方で、うまくその場を過ごせていたこと、すごく素敵だなと思いました。
そして、その視点で一緒に見守れた はるぽん（普段保護司などの活動もされています） と
同じ喜びを分かち合えたことも、とても嬉しかったです
この日は沢山の子どもたちが来てくれて、とても賑やかだったのですが、
途中から、第一生命八王子支店の方も2名来てくださり、他の子と群れないタイプの女の子の脇に座って折り紙を一緒に楽しんでくださったり、それとなーく誰かの横にいてくれたりと
すごくいい感じにアシストして頂きました!!
基本的に開催時にはどなたかが来てくださって、ものすごく良い感じに皆様お手伝いしてくださいます。
LINEグループをつくっていて「〇日は何名で行きます」と事前にご連絡も頂けるので、私たちも見守りの人数に見通しが立ち、とても助かっています。
最後に「こんな風に、ほんっとうに自由にさせてあげるって、すごくいいですね！」
と、大切にしてることに賛同してくださり、すごく嬉しかったです。
大人の私でも、上手くいかないことは多々あり、笹の葉に自分の願いを一緒に吊るしたくなりますが（笑）
今日この日、ここがいろんな人にとって「居場所」たりえたかもしれないと思い、とても嬉しい一日でした。
事業責任者 青井
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◎あそび場だっとっち
活動パンフレットができました♡
ご希望の方は office@dattochi.jp まで、お送り先、ご住所をお知らせください
ランドセルを置いたら遊びに来てね！八王子市横山町の子どもの居場所です
参加費無料です
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◎NPO法人dattotti home
「あそび場だっとっち」はNPO法人ダットッチホームが運営しています
遊びに来てくれた子ども達と、見守りボランティアの大人がジャンケン
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