あそび環境コーディネーター横尾 泉

木のおもちゃチッタ店主。乳児保育園保育士、おもちゃ屋の経験から「あそび環境コーディネーター」という肩書を自分で作る。保育園や学童保育園で定期的に活動。保育園、子育て支援施設内の研修の講師を務める。講師依頼はこちら。 chitta.toy@gmail.com

あそび環境コーディネーター横尾 泉

木のおもちゃチッタ店主。乳児保育園保育士、おもちゃ屋の経験から「あそび環境コーディネーター」という肩書を自分で作る。保育園や学童保育園で定期的に活動。保育園、子育て支援施設内の研修の講師を務める。講師依頼はこちら。 chitta.toy@gmail.com

最近の記事

カラーボールであそぼう!⑥布と組み合わせる

保育園の1~2歳児クラスで遊べるカーラーボールあそびをご紹介しています。今回はカラーボールと布を組み合わせるあそびを紹介します。 「布の上にボールを転がす」お部屋の柱から積み上げたソフトブロックに斜めに布を貼ります。 そこにカラーボールを転がします。高い所から低いところへボールが 転がる様子を子ども達はじーと見つめます。下まで転がってきたことを確認 すると無言でまたボールを転がします。ボールを転がす職人さんですか? と問いたくなるくらい何度もボールを転がしていました。 上か

    • カラーボールであそぼう!⑤「すくう」を楽しむ

      保育園の1~2歳児クラスで遊べるカーラーボールあそびをご紹介しています。前回は牛乳パックとカラーボールを組み合わせるあそびを紹介しました。 今回はカラーボールとお玉などの道具と組み合わせてあそんでみましょう。たらいなどにカラーボールを入れてそれを様々な道具ですくいます。 「カラーボールをすくうことで手首が柔軟に」 写真のようにスコップは面が広く奥行もあるので1歳児さんでもすくいやすいようでした。失敗しないので楽しい!もっとやりたい!というやる気につながります。現在の生活

      • カラーボールであそぼう!④入れる出すを楽しむ

        保育園の1~2歳児クラスで遊べるカーラーボールあそびをご紹介しています。前回は段ボールの穴にカラーボールを入れるあそびを紹介しました。 今回はカラーボールと牛乳パックを組み合わせてあそんでみましょう。 「カラーボールを牛乳パックに入れたり出したりする」 注ぎ口の三角の部分を切り取った牛乳パックを用意します。前回のダンボールの穴にカラーボールを入れるあそびに飽きた子に渡してみてください。大人も牛乳パックを持ち中にカラーボールを入れて見せます。ボールのサイズによりますが、4つ

        • カラーボールであそぼう③0~2歳児のあそび方

          これまでは3~5歳児さん向けのカラーボールを使ったあそびを紹介してきました。 今回からは0~2歳児さん向けのあそびについて書いていきます 0~2歳の子ども達の遊びの特徴は幾つかありますがその一つが 「気に入ったあそびは何度も繰り返す」ということです。 子どもが特定のあそびに夢中になる、没頭している時は科学者と同じような頭の働きがおきていると考えられています。 「繰り返し」を楽しむ 段ボールに様々な大きさの穴を開けたもの用意します。段ボールの正面、サイド、てっぺんなど様々な

          カラーボールであそぼう②~机クーゲルバーン編

          前回は4~5歳児クラスでのカラーボールのあそびについて書きました。今回はその続きです。カラーボールを転がす「机クーゲルバーン」を作りました。 「机クーゲルバーンを作ろう!」 クーゲルバーンとは?クーゲルはドイツ語で玉、バーンは道の意味です。日本語で玉の道。玉や車がリズミカルに上から下に転がっていくおもちゃが各種販売されています。この日は4~5歳児クラスの子どもたちが6名ほどのグループに分かれて作業スタート。事前に段ボールを適切なサイズに大量に切っておきます。長さも様々。子

          カラーボールであそぼう②~机クーゲルバーン編

          カラーボールであそぼう!①3~5歳児編

          あそび環境コーディネーターの横尾です。 今回は保育園でカラーボールを使ったあそびのご紹介です。 身近なおもちゃ「カラーボール」 保育園に通う0歳から5歳までの子どもたちに年齢、性別問わずあそべるおもちゃは何でしょうか? それはボールではないでしょうか。幼稚園の生みの親フレーベルが考案した恩物も最初は玉状のものですね。ボールは子どもたちととても相性がちてもいいです。どこの保育園にもボールは必ずあるのであそび環境コーディネーターとして活動する時にはボールはよく使います。

          カラーボールであそぼう!①3~5歳児編

          リグノであそぼう!④

          リグノにある素材をプラスしてあそんでみましょう。その素材とは「ラップの芯」!保育園ではラップをよく使うので給食室にお願いしてくと、ラップの芯を捨てずに保管してくれます。 それをリグノにプラスしてあそんでみましょう。 リグノの穴を利用してラップの芯に積み木本体を入れていきます。リグノをくっつけてもいいですし、写真のように隙間を空けてみたり、車や電車に見立てて左右に動かすのも楽しいです。 ラップの芯を今度は縦にしてリグノ本体を通します。ラップの芯にどんどんリグノを入れていき

          リグノであそぼう!③

          リグノであそぼう!③ 積み木にはいろんな種類がありますが、リグノは机上で遊ぶのに適したおもちゃです。 もちろん床で遊ぶのに適していないわけではありません。 1セット16個という個数、本体に穴が空いて円柱のパーツを入れたり出したりするその機能を0~2歳くらいの子ども達が認識して遊ぶには机上の方が認識しやすいのです。 今回は絵本を使ったあそびを紹介します。 0~2歳の子ども達に大人気、安西水丸さんの絵本「がたんごとんがたんごとん」。この絵本の世界をリグノで再現してみます。

          リグノであそぼう!②

          「前回リグノ」という積み木のあそび方を紹介しましたが、今回は伝えきれなかった部分をお伝えしたいと思います。 今回も対象は1~2歳児です。リグノは0~2歳ぐらいの子どもたちととても相性のいい積み木です。 あそび環境コーディネーターとして保育園で活動を始めたとき、積み木は床で遊ぶものだと思っていました。 床の上で私がリグノをいろんな形に積んでみせると子どもたちが集まってきて一緒にあそび始めます。 しかししばらくするとどこかに行ってしまう、もしくは手で積み木をぐしゃぐしゃと広げ

          リグノであそぼう!①

          前回のnoteで少し触れましたが「リグノ」のご紹介です。 リグノは0~2歳ぐらいの子どもととても相性のいい積み木です。 あそび環境コーディネーターとして保育園で活動を始めたとき、積み木は床で遊ぶものだと思っていました。 床の上で私がリグノをいろんな形に積んでみせると子どもたちが集まってきて一緒にあそび始めます。しかししばらくするとどこかに行ってしまう、もしくは手で積み木をぐしゃぐしゃと広げてあそびはおしまいとなる。 何度かそれを繰り返しある日、机の上にリグノを置いて椅子に

          あそびを育む~あそび環境コーディネートします!

          はじめまして。あそび環境コーディネーターの横尾泉です。 私は、自宅でこだわりのおもちゃ屋を営みながら、保育現場や保護者向けにおもちゃのあそび方や、あそびの環境のアドバイスなどの活動をしています。 さて、いきなりですが、皆さんは、保育園にあるおもちゃのあそび方を理解していますか? 一般の大人から見るとただの「おもちゃ」。 でも、保育士にとっては、子どもの育ちのために大切な「あそび」を支える「環境」の一つ。これは保育士としては当たり前のことと思いますよね。 ところが最近、

          あそびを育む~あそび環境コーディネートします!