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つまずきやすい算数カテゴリ1位は⁉︎意外な結果

まずは、ワースト3位から

ワースト3位…
  単位、目盛りの読み方(単位の理解)
ワースト2位…図形の組み立て・立体の基礎
       (図形の理解)🎲
単位や図形問題、難しいですよね😞
学年も上がって、
この辺から算数嫌いな子も増えてきます。

ワースト1位…2〜3桁の位の理解

えっ⁉️位❓それって
低学年でやるやつだよね。
数字読むだけで
理解できてるんじゃないの??
って思いますよね。

実は、子供は位を理解できていない場合が
多いんです。

位を理解しているか、以下の様な問題を
子供に解かせて調べた研究があります。

10が3個と、1が6個で何個になりますか?

この問題、
繰り上がり計算のできる子供でも、
解けないことが多かった。💦
繰り上がり問題が解けている場合ですら、
位を理解してるとは限らない
ということです。

そんなに難しい位ですが、
学校の算数でもサラッとしか学習しません👨‍🏫

その上子供が位でつまずいていても、
親も先生も気がつかない場合が多い。

そして3年生以降の小数点の問題や、
割り算などで位を理解していないと、
解けない問題が出てくる→
しかし、どこでつまずいているのか分からない😖
という問題が起こるそうです。

何故10進法、位取りは難しいのか?

簡単な足し算、引き算は、
幼児のうちに生活の中で
できるようになるのだそうです。
なので、そこでつまずく子はほとんどいません。
りんごが🍎5個と6個で合わせると
11個というのは、
目に見えて数える事ができます。

しかし、10になると10進法なので
位が変わるというのは、
目にも見えないし、
子供にとってはかなり難しい。

少し話がそれますが、
10進法は人間の長い歴史の中で
行き着いた進法です。
過去に歴史のなかでは
様々な進法が使われてきました。

その名残は今でも見られます。
 英語圏…
    12進歩(12 twelve,12個=1ダース)、
 アラビア数字…5進歩(l,ll,lll,lV,V,Vl…)
 時計…60進法

なので、進法というのは
数字の基礎でありながら、
実は高度な技術なのかもしれません。

大人でもいきなり

「今日から12進法覚えて計算してね!

 12が3こと、1が11個で、何個ですか?

 はい!簡単やろ、すぐ答えて!」

って言われると、
すぐ分からんわ💢ってなると思います。

子供達は、低学年のうちに
そんな難しい世界に飛び込んで
いるんですね。
位取りがつまずくポイント1位なのも
納得できます。

位や10進法理解しやすくする
オススメ玩具や対策
も書こうと思ってたのですが、
思ったより長くなってしまったので、
また次の機会に書こうと思います😅

今回は、
10億件の学習データが教える
理系が得意な子の育て方 
今木智隆 著

子どもは数をどのように理解しているのか―数えることから分数まで (子どものこころ)
吉田 甫 著

を参考にしました!

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました^ ^

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